40代のEC・D2C転職は厳しい?内定が出る人の5つの共通点と年収相場【2026年最新】
公開日:2026.10.22 カテゴリ:転職ノウハウ
- 40代のEC・D2C転職が「厳しい」と言われる理由と、最新データで見る実態
- 40代で内定が出る人に共通する5つのポイント
- 40代向けポジション別の年収相場(500万〜1,200万円)
- 苦戦する40代と内定が出る40代の違い
- 40代のEC・D2C転職を成功させる4ステップとよくある質問
結論から言うと、40代のEC・D2C転職は「厳しい」とは限りません。事業数字を動かした実績と、それを組織で再現できる力があれば、年収アップでの転職も十分に狙えます。実際に40代の転職者数は増え続けており、転職で年収が上がった40代は半数を超えています。一方で、「経験年数」や「役職名」だけでアピールする人は苦戦しやすいのも事実です。本記事では、EC・D2C業界に特化した転職エージェントとして、40代で内定が出る人の共通点と年収相場を解説します。
40代のEC・D2C転職は本当に厳しい?
データで見ると、40代の転職はむしろ増えています。人手不足と管理職不足を背景に、企業は即戦力のミドル層の採用を強化しています。
| 調査 | わかること |
|---|---|
| doda「転職者の平均年齢調査【2025年版】」 | 転職者に占める40歳以上の割合は13.9%(2022年は10.3%)と増加 |
| エン・ジャパン「『ミドルの転職』転職者分析レポート2025」 | 40代の転職者数は2018年比194%(約1.9倍)。転職で年収が上がった40代は52% |
| エン・ジャパン「2026年ミドルの求人動向調査」 | 転職コンサルタントの81%が「35歳以上向けの求人は増える」と回答 |
それでも「厳しい」と言われるのは、40代には「入社後すぐに事業数字を動かせるか」「チームを任せられるか」という高い期待がかかるからです。20〜30代のように「ポテンシャル」で採用されることはほぼありません。期待に応えられる経験を、言葉と数値で示せるかどうかで結果が分かれます。
40代で内定が出る人の5つの共通点は?
共通するのは「事業責任を担える人」として自分を説明できることです。当社がEC・D2C企業との面談で聞く評価ポイントを、5つに整理しました。
1.事業数字(売上・利益・LTV)を動かした実績を語れる
CPAやCTRなど施策単位の数字だけでなく、「売上を前年比○%」「LTVを○円改善」など事業の数字で成果を説明できる人は高く評価されます。
2.成果を「仕組み化・チーム化」した経験がある
40代に求められるのは「自分が頑張る」より「チームで成果を再現させる」力です。KPI設計、業務フローの整備、メンバー育成の経験は強いアピール材料になります。
3.外部パートナーを動かせる
広告代理店・制作会社・物流倉庫・モール担当者など、社外の関係者を評価・選定し、成果につなげた経験は、少人数で運営するD2C企業ほど重宝されます。
4.新しいツール・チャネルを学び続けている
GA4、Shopify、TikTok Shop、生成AIなど、直近1〜2年で新しく取り入れた手法を具体的に話せると「年齢=変化に弱い」という懸念を払拭できます。
5.年収と役割の「期待値」をすり合わせている
内定が出る人は「希望年収に見合う役割は何か」を先に確認しています。年収だけを上げようとすると、入社後に役割とのギャップが生まれやすくなります。
40代向けEC・D2C求人の年収相場は?
40代の年収は「担う役割」で決まり、目安は500万〜1,200万円以上です。以下は当社が扱うEC・D2C企業の求人傾向をもとにした目安です(企業規模・業種・地域で変動します)。
| ポジション | 年収の目安 | 主に求められる経験 |
|---|---|---|
| EC運営リーダー・主任 | 500万〜650万円 | モール・自社ECの運用実績、2〜3名のメンバー指導 |
| EC店長・ECマネージャー | 600万〜850万円 | EC売上の予算責任、販促・在庫・広告の統括 |
| CRM・マーケティング責任者 | 650万〜900万円 | LTV・継続率の改善、広告予算の配分判断、チーム運営 |
| EC事業責任者・部長 | 800万〜1,200万円以上 | 事業P/Lの責任、経営層への提案、組織づくり |
管理人数・予算規模ごとの詳しい目安はEC・D2Cハイクラス層の転職に必要なマネジメント経験、職種×経験年数の相場はEC/D2C業界の年収早見表で確認できます。
苦戦する40代と内定が出る40代の違いは?
違いは「経験の伝え方」と「条件の考え方」です。同じ経歴でも、伝え方次第で評価は大きく変わります。
| 項目 | 苦戦する40代 | 内定が出る40代 |
|---|---|---|
| 実績の伝え方 | 「EC業務を15年担当」と年数で語る | 「EC売上を3年で2.1倍、利益率も改善」と成果で語る |
| マネジメント | 「課長として8名を管理」と役職で語る | 「KPIを設計し、メンバー全員が自走できる体制に」と変化で語る |
| 新しい手法 | 前職のやり方を前提に話す | 直近で取り入れたツール・施策を具体的に話す |
| 条件の考え方 | 現年収の維持・役職を最優先 | 役割・裁量・将来の年収まで含めて判断 |
実績を数値で書く方法はEC業界の職務経歴書|数値実績・KPIの書き方で職種別の例文を紹介しています。
40代のEC・D2C転職を成功させる4ステップは?
- 実績を「事業数字」に翻訳する:担当してきた施策を、売上・利益・LTVへの影響として書き直す
- 狙うポジションを決める:プレイングマネージャーか、事業責任者か。役割に合わせて年収の目安を確認する
- 企業のフェーズと期待を確認する:立ち上げ期・拡大期・成熟期で、40代に求められる役割は大きく変わる
- 非公開求人を含めて比較する:責任者クラスの求人は公開されないことも多いため、業界特化エージェントで比較する
なお、EC・D2C企業ではフレックスタイム制を導入する企業が多く、リモート勤務は週1回または月数回が一般的です。家庭との両立を重視する40代は、年収と合わせて働き方も比較しましょう。年収の伸ばし方はEC転職で年収交渉を成功させる方法も参考になります。
40代のEC・D2C転職に関するよくある質問
40代のEC・D2C転職は厳しいですか?
一概に厳しいとは言えません。40代の転職者数は増加しており、転職で年収が上がった40代は52%というデータもあります。ただし、事業数字を動かした実績やチームで成果を再現した経験を示せることが前提になります。
40代でEC・D2C企業に転職すると年収はいくらが目安ですか?
担う役割によって異なり、EC運営リーダーで500万〜650万円、ECマネージャーで600万〜850万円、EC事業責任者で800万〜1,200万円以上が目安です。企業規模や業種、地域によって変動します。
マネジメント経験がない40代でも転職できますか?
可能です。役職がなくても、施策の仕組み化や後輩指導、代理店・制作会社のディレクション経験があれば、プレイングマネージャーや専門職として評価されます。専門性を数値で示すことが重要です。
40代の転職活動はどのくらいの期間がかかりますか?
一般的には3〜6か月が目安です。責任者クラスは選考回数が多く、経営層との面接も入るため長くなる傾向があります。在職中に情報収集を始め、引き継ぎ期間も含めて計画を立てると安心です。
まとめ
40代のEC・D2C転職は、「事業数字を動かした実績」と「チームで成果を再現する力」を示せれば、年収アップも十分に狙えます。年収の目安はリーダー層で500万〜650万円、事業責任者で800万〜1,200万円以上。経験年数や役職名ではなく、成果と変化で語ることが内定への近道です。
1998年同志社大学卒業後、リクルートにて8年間、ITベンチャーおよびエグゼクティブ領域の人材紹介に従事。その後、クライアントであった株式会社出前館へ営業責任者として参画し、執行役員として上場を経験。
2010年ニュースター設立。2012年よりEC・通販業界特化の人材紹介事業を本格始動。 現場の最前線から経営層までを経験したからこそ分かる「企業の真の課題」と「候補者の市場価値」を見極め、一時的な転職にとどまらない中長期的なキャリア形成の支援を心がけている。
趣味は、水泳(年間300キロ)、ゴルフ、料理。日課は、朝晩の愛犬との散歩。下戸のため遅くまで飲みに行くことがなく、365日、早寝早起き。座右の銘は、健康第一。公私共に健康第一!明るく元気に!がモットー。
【URL】 https://newstar.jp/
2016年、株式会社出前館へ転職。マーケティング部のリーダーとして、サービスの急成長期における戦略立案から実行までを牽引。結婚・出産を経て、2022年4月より株式会社ニュースターに参画。
現在は、候補者と企業の間に立ち、面接調整や選考の進捗管理を一貫して担当。「スピーディーかつ丁寧な対応」を信条に、事業会社の現場を知るからこその細やかなサポートで、ストレスのない円滑な選考プロセスを支えています。新規候補者獲得に向けたウェブ施策の企画・実施も担当。マーケティング視点でサイト運営を通じて、EC通販キャリア人材とEC通販企業の出会いのチャンス、ご縁作りに取り組んでいる。




