EC・D2C人材の採用を成功させる5つのポイント【EC/D2C業界特化エージェント監修】

公開日:2026.9.9/最終更新日:2026.9.9  カテゴリ:D2C/EC/通販企業さま向け

EC・D2C企業の採用担当者から「良い人材からの応募が来ない」「内定辞退が続く」という声が増えています。原因の多くは、求人票の内容が市場実態とずれていることにあります。本記事では、EC/D2C業界の即戦力人材の採用を成功させる5つのポイントと、採用がうまくいかない企業に共通する落とし穴を解説します。

この記事からわかること
  • なぜ今、EC/D2C人材の採用が難しくなっているのか
  • 採用を成功させる5つのポイント
  • 採用がうまくいかない企業に共通する落とし穴

なぜ今、EC/D2C人材の採用が難しくなっているのか?

結論: EC市場の拡大スピードに対して、実務を回せる経験者の供給が追いついていないためです。

経済産業省の電子商取引に関する市場調査でも、国内BtoC-EC市場規模は拡大を続けており、EC化率も上昇傾向にあります。市場が伸びる一方で、モール運用・自社EC構築・CRM・広告運用までを横断的に理解した経験者は限られており、複数企業が同じ人材を取り合う状況が生まれています。求人票を出すだけで応募が集まった時代の感覚のままでは、母集団形成の段階でつまずいてしまいます。

採用を成功させる5つのポイントとは?

結論: 「人物像の明確化」「給与レンジの適正化」「選考スピード」「業務・裁量の開示」「業界特化エージェントの活用」の5点です。

1. 求める人物像を「職種×事業フェーズ」で明確にする

「EC経験者」という括りだけで募集すると、店長候補・マーケター・MD・CRM担当のどれを求めているのかが応募者に伝わらず、ミスマッチが起こります。加えて、自社が立ち上げ期・急成長期・成熟期のどのフェーズにあるかを明示することで、そのフェーズで力を発揮しやすい人材からの応募が集まりやすくなります。

2. 給与レンジを市場相場に合わせる

EC/D2C業界は職種によって年収レンジの上昇が早く、数年前の給与テーブルのままでは相場に見合わなくなっているケースが少なくありません。データ分析・CRM設計など需要の高いスキルを持つ人材ほど、複数社から同時にオファーを受けやすいため、相場より低い提示は選考離脱の直接的な原因になります。

3. 選考スピードを上げる

EC/D2C業界の経験者は転職市場での動きが速く、選考期間が長引くほど他社に決まってしまうリスクが高まります。書類選考から一次面接までの日程調整を短縮し、最終面接後の意思決定を1週間以内に行う体制を整えることが、内定承諾率の向上につながります。

4. 業務内容・裁量権を具体的に開示する

「EC運用全般」といった抽象的な表現ではなく、担当する業務範囲(集客・CRM・在庫管理など)と、どこまでを自分の裁量で決められるかを求人票の段階で開示することで、入社後のギャップによる早期離職を防ぎやすくなります。

5. 業界特化エージェントを活用する

EC/D2C業界特化のエージェントは、一般的な転職エージェントでは接点を持ちにくい非公開の即戦力人材のデータベースを持っています。弊社(通販人材エージェント)は2010年2月22日の運営開始から、EC・通販業界に特化した人材紹介を行っており、これまでに100名以上のEC/D2C人材の転職・採用を支援してきました。業界特化エージェントを併用することで、自社採用だけでは出会えない人材との接点を作ることができます。

採用がうまくいかない企業に共通する落とし穴は?

結論: 「求人票の内容が古いまま更新されていない」「面接で見極める指標が曖昧」の2点が典型的な落とし穴です。

過去に採用がうまくいった際の求人票をそのまま使い回していると、事業フェーズの変化や給与相場の変動が反映されず、応募者とのミスマッチが起こりやすくなります。また、面接官によって評価基準がばらつくと、本来採用すべき人材を見送ってしまうケースもあります。数値実績の確認方法や評価項目をあらかじめ社内で統一しておくことが重要です。

まとめ

EC/D2C業界の採用を成功させるには、人物像の明確化・給与レンジの適正化・選考スピード・業務内容の開示・業界特化エージェントの活用という5つのポイントを押さえることが重要です。求人票と選考プロセスを市場実態に合わせて見直すことが、即戦力人材の採用成功への近道です。

よくある質問

中小企業でも即戦力のEC人材を採用できますか?

可能です。給与レンジで大手に見劣りする場合でも、裁量権の大きさや意思決定の速さといった中小企業ならではの魅力を明確に伝えることで、応募につながるケースが多くあります。

未経験者を採用してEC担当を育成する場合の注意点は?

未経験者の場合は、入社後半年〜1年でどのスキルをどこまで習得してもらうかの育成計画を事前に用意しておくことで、早期戦力化と定着率の向上につながります。

業界特化エージェントを使うメリットは何ですか?

一般的な求人媒体では出会いにくい、転職市場に出てきていない層の人材と接点を持てる点が最大のメリットです。職種別の年収相場や、事業フェーズに合った人材要件についてのアドバイスも受けられます。

監修者

寺田勝人 氏(代表取締役)

寺田勝人氏のプロフィールを見る

2010年2月22日の運営開始以来、EC・通販業界に特化した人材紹介事業に従事。これまでに100名以上のEC/D2C人材の転職・採用支援に携わってきた実績をもとに、本記事の内容を監修しています。

監修者プロフィール画像
監修者
寺田 勝人
株式会社ニュースター
代表取締役

 1998年同志社大学卒業後、リクルートにて8年間、ITベンチャーおよびエグゼクティブ領域の人材紹介に従事。その後、クライアントであった株式会社出前館へ営業責任者として参画し、執行役員として上場を経験。
 2010年ニュースター設立。2012年よりEC・通販業界特化の人材紹介事業を本格始動。 現場の最前線から経営層までを経験したからこそ分かる「企業の真の課題」と「候補者の市場価値」を見極め、一時的な転職にとどまらない中長期的なキャリア形成の支援を心がけている。
 趣味は、水泳(年間300キロ)、ゴルフ、料理。日課は、朝晩の愛犬との散歩。下戸のため遅くまで飲みに行くことがなく、365日、早寝早起き。座右の銘は、健康第一。公私共に健康第一!明るく元気に!がモットー。
【URL】 https://newstar.jp/

著者プロフィール画像
この記事の担当
伊藤 梢
株式会社ニュースター
選考推進パートナー兼 WEBマーケティング
 2010年明治大学卒業後、D2C・EC業界特化のマーケティング支援会社に入社し、ECマーケティングの基礎を習得。
 2016年、株式会社出前館へ転職。マーケティング部のリーダーとして、サービスの急成長期における戦略立案から実行までを牽引。結婚・出産を経て、2022年4月より株式会社ニュースターに参画。
 現在は、候補者と企業の間に立ち、面接調整や選考の進捗管理を一貫して担当。「スピーディーかつ丁寧な対応」を信条に、事業会社の現場を知るからこその細やかなサポートで、ストレスのない円滑な選考プロセスを支えています。新規候補者獲得に向けたウェブ施策の企画・実施も担当。マーケティング視点でサイト運営を通じて、EC通販キャリア人材とEC通販企業の出会いのチャンス、ご縁作りに取り組んでいる。

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