“日本で１番を追求した商品開発” 株式会社ハーブ健康本舗 永松社長
2023.3.16 カテゴリ：d2c企業インタビュー
佐賀県生まれ佐賀県育ち。
大学卒業後、大手OA機器メーカーに営業勤務の後、1998年に株式会社ハーブ健康本舗を創業。
〇目次
ハーブ健康本舗について
－株式会社ハーブ健康本舗について教えてください。
現在、国内と海外も含めると130億円まで拡大している通販企業です。
商材は多数あり、主にオフライン媒体販売している「ひざ潤滑源」は林家木久扇さんに広告に出ていただいております。膝関連の商品では、1年後の継続率が20％を超えており、LTVが長いのが特徴です。2年、3年…と続けていただいているお客様も多いです。
美容化粧品を扱う「KCシリーズ」では、主にテレビ通販で販売しています。定期率が高く好調です。1商品だけでなく、オールインワン、リンクルクリーム、ファンデーション…というように、複数の商品を購入いただいているお客様が多いのが特徴です。
「KCシリーズ」では、今後の展開として、マスククリームに力を入れていく予定です。マスククリームとは、寝る前に塗っていただくクリームです。寝ている間、肌は水分蒸発しており、乾燥の原因となっています。マスククリームは、寝ている間も、水分を閉じ込める為に保護するクリームです。
また、弊社15年以上のロングセラー商品である「モリモリスリムシリーズ」では、元々はオフライン広告を中心にプロモーションしていましたが、現在は、Instagramなどの新しいプロモーションも実施しております。
－海外展開についてお話いただけますでしょうか。
中国と台湾で2018年にEC店舗をオープンし、「モリモリスリムシリーズ」を中心に販売しています。海外の売上で35億円です。中国がゼロコロナ政策を辞め、コロナ急増で混乱していることもあり、先行きが読めない状況ですが、前年以上の売上で着地予定です。
－2023年の方針について教えてください。
2023年は、売上を伸ばして、採算のあるところは投資をしていく方針です。
新規の獲得でいうと、オフラインでもオンラインでも商材ごとのクリエイティブの完成度を上げていきたいと思っています。
広告に関しては、広告代理店と協業していますが、私がフロントに立つことも多く、その為、かなりのスピード感で進めることが出来ています。
オフライン広告に関しては、海外も含めて今後どうしていくか検討しています。
－社員の方の目標に関して教えていただけますでしょうか。
個人でいうと、定性目標と定量目標の両方を追ってもらっています。会社全体でいうと、半期毎の目標と年間の目標があります。
最重要KPIがあり、達成のために各部署に業務が落とし込まれています。KPI達成に向けて、自分で計画を立てて進めていける人が多い会社です。
社員の性格について
－社員の方はどのような性格の方が多いでしょうか。
先ほども申しましたが、自分で計画を立てて進めていける人が多い会社です。最重要KPIを設けてから、課長職より下の層でそういった人材が増えました。
基本的に素直でまじめで優しい社員が多いです。
－社員育成について教えてください。
中長期的な会社の発展に、社員の育成は重要だと考えています。
特に部長、リーダー層の育成に関して力を入れており、毎朝、朝礼でミーティングを行っています。
永松社長について
－永松社長が起業された経緯を教えてください。
友人と一緒に「贈答用のラーメン」の開発、販売を開始したのが一番初めの事業です。
お土産用のラーメンを手あたり次第購入し、１番美味しいラーメン作ろうと、試行錯誤しながら研究しました。
私の商品開発のスタイルは、この頃から変わらず今も同じです。
１番美味しいラーメンを追求し、販売したところリピーターが続出するくらい大好評でしたが、美味しさを追求しすぎた結果、賞味期限が短くなったり、原価が上がってしまい、最初のチャレンジは失敗しました。
次の事業として始めたのがダイエットティーでした。これも日本で１番のダイエットティーを作ろうと、人気のあるダイエットティーをほとんど購入して、研究開発しました。
試行錯誤を繰り返して完成したのが2001年に発売した「痩美王妃（そうびおうひ）」という商品です。これが現在の大ヒットシリーズ「モリモリスリムシリーズ」の前身ですね。
「モリモリスリムシリーズ」は「痩美王妃（そうびおうひ）」をさらに進化させた商品です。「モリモリスリムシリーズ」は同ジャンルの他社商品の中で、１番の自信があります。
欲しい人材について
－現在、どのような人材を求められているのでしょうか。
経験やスキルも大切ですが、それよりも、コミュニケーション能力が高く、向上心と挑戦心のある方にご入社いただきたいです。先ほども申しましたが、弊社は、素直でまじめで優しい社員が多い会社です。性格的にはそういったことに当てはまる方が合うと思います。
