Webデザイナーの転職で有利になるスキルや経験

2020.9.3  カテゴリ:転職ノウハウ

※画像はイメージです。

Web系の職種の中でもクリエイティブな色合いが強いのがwebデザイナーです。
webデザイナーの転職を考えたとき、営業職やマーケティング職とは大きな違いがあります。それは、そのスキルを数値化してアピールすることが難しい点にあります。履歴書と職務経歴書だけではなく、ポートフォリオ等の作品集も評価の対象にしながら選考が進むのが、デザイナーなどのクリエイティブ職の特徴です。

今回はそんなwebデザイナーの職種において、転職に求められるスキルや経験、そしてそれらをしっかりとアピールしていくために大切な要素をいくつか解説していきます。

webデザイナーに求められるスキルや経験

webデザイナーとしてのキャリアを築いていく上で、まず最低限として求められるのが、webページのデザインをする上でセオリーとなる要素をしっかりと抑えることと、PhotoshopやIllustratorといったデザインツールをしっかりと扱えることです。
最近では、デザインやレイアウトを共有するうえで使用されるAdobe XDについても使用経験を問われる求人が増えています。

企業によっては、20代であればこれらのスキルが未熟であっても育てることを前提に採用を検討してもらえるケースもあるでしょう。
しかし、それはレアケースです。特にこのコロナ禍ではほとんど期待できないといっても良いかもしれません。未経験でWEBデザイナーを目指している方はまずはスクールやソフトなどで経験を積むことをお勧めいたします。

多くの場合、これらの土台となるスキルを身に着けた上でキャリアアップに必要になるのが、コーディングやプログラミング等のスキルです。
webデザインの業務はエンジニアとの共同作業にもなるため、それらの知識やスキルを身に着けておくことは業務をスムーズに進めるための助けになるはずです。そして、もう一つキャリアアップにつながるのがwebマーケティングに関する知識です。
webデザインを行う目的がブランディングである以上、マーケットに関する知識や動向を追いかけられる知識は大きな武器になります。

ここまで述べてきたスキルや経験は転職を考える際に持っているに越したことはありません。しかし一方で若手や第二新卒での転職を考えている方にとっては、まだまだ発展途上の中でこれだけの能力を求めることが難しいのが現状です。
転職において評価される能力のポイントは「年齢に見合った以上のものを持っているかどうか」です。マーケティングの知識がないからダメなのではなく、数十年の経験があるのに知識がないことが企業にとっては採用を躊躇させる要素になります。そういった意味でも、転職の前には自身の市場価値をしっかりと理解することが大切です。

スキルや経験を正確に伝えるために

冒頭にも述べたようにwebデザイナーという仕事は実績の数値化が難しい職種です。
そのため、実際の転職活動の前にはしっかりとした準備が大切になります。準備を怠ってしまえば、先述のようなスキルや経験を持っていてもそれを100%伝えることができなくなってしまいます。
「アピールをしっかりとする」という意味で最も大切なのは、それまでのwebデザイナーとしてのキャリアの中で身に着けたスキルをまずは棚卸していくことです。

自分に「何ができるのか」をしっかりと把握をし、自分の言葉でしっかりと説明ができるようにしておきましょう。それと同時に、まだできないことに関してもしっかりと理解をすることによって、新しく入る会社で「何を学びたいか」もハッキリさせることができます。弱点を知った上で志望動機を考えれば根拠のあるものができあがりますし、面接官にも響きやすい内容になります。

自身にできることを把握したら、それを履歴書と職務経歴書、そしてポートフォリオでそれらを表現します。
デザイナーの転職には作品集と呼ばれるポートフォリオがほとんどのケースで必要になります。ただ写真を載せるだけでなく、しっかりとした説明も記載をするようにすることで、面接を盛り上げるきっかけにもなります。
デザインを仕事にしている以上、応募書類一つとってもおしゃれさにこだわったものを作り上げるのも大切です。

企業によるデザイン業務の違い

企業や求人によって、デザイナーに求める経験やスキルは異なります。
例えば、楽天等のモール系ECを運営している企業であれば、季節ごとのバナーやLP制作を頻繁に行うため、デザインクオリティよりもスピード感を重視するかもしれません。
単品リピート通販企業であれば、1つの商材についてどれだけ商品の魅力を伝え、売り上げを上げるかということに注力をするため売れるクリエイティブを追求するデザイン力やABテストなどによるPDCAを回すことができるデザイナーが求められるでしょう。
自分がどのようなWEBデザイナーとなりたいのか、どのようなデザイン業務に従事したいのかということを明確にすることも重要です。

まとめ

WEBデザイナーの転職は他の職種とは評価をされるポイントが違います。
求められるスキルを理解した上で、しっかりとした準備をして選考に臨むようにしましょう。
通販企業にとってWEBサイトやメールマガジンなどはお客様との重要な接点です。どのようなデザイン業務を得意としているのか、WEBデザイナーとして将来どのようなキャリアを選ぶべきなのかお悩みの方は是非ご相談ください。

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この記事の担当
寺田 勝人
株式会社ニュースター
代表取締役/EC通販エージェント
新卒でリクルートキャリア入社。リクルートエクゼクティブキャリアを経て出前館に転職。上場及び執行役員を経験。2010年に株式会社ニュースターを設立。2014年よりEC通販業界に特化した転職エージェントをスタート。大手通販、テレビ通販、アパレル、雑貨、家具などのメーカーのEC部門、化粧品・健康食品などの単品リピート通販までEC通販事業を展開する事業会社とEC通販業界でのキャリアを持つ人材のマッチング、採用・転職サポートを専門特化した人材エージェント。

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