女性の年齢や結婚出産に合わせた転職のタイミング
2020.9.18 カテゴリ:転職ノウハウ
※画像はイメージです。
はじめに
通販人材エージェントの寺田です。
女性にとって転職のタイミングを見極めることはとても難しい問題です。
女性には女性ならではの結婚、出産、育児などのライフイベントがあります。特に結婚からの出産は誰にとっても大きな節目となり、「結婚するか転職するか……」と頭を悩ませる人は少なくありません。
「出産後も同じ職場で働き続けたい」「出産でキャリアをあきらめたくない」といった女性の働く意欲をサポートできるような人材エージェントでありたいと考えています。
そこで今回は、女性の年齢や出産などのライフスタイルに合わせた転職のタイミングの考え方について解説していきます。
女性が転職を考えるうえで悩みになるポイント
まずは、女性は自分自身のライフスタイルによって、転職を考えるうえでどんな悩みがあるのかを考えてみましょう。
結婚
多くの人は20代半ばくらいから30代半ばくらいの間にパートナーを見つけ、結婚します。結婚後もそのまま働き続け、結婚のタイミング関係なく転職を考える人もいますが、やはり結婚の前後で転職を考える際は悩みとなる点がたくさん出てきます。
結婚すればそのタイミングで専業主婦もしくはパートに切り替える人も少なくありません。となれば、結婚する前などは「これから数年後には結婚するんだし、転職はあまり意味がないかも……」ともなりがちです。
しかしここ数年、共働きを基本とする家庭が増えており、結婚しても働き続ける方が増えています。現に、転職の相談を受けていても「結婚しても続けられる仕事を紹介してほしい」といったご相談もよくいただきます。
出産・育児
出産の際には女性は産休や育休に入ります。
もしくは出産前に退職を選ぶ人も多いです。結婚していても出産のタイミングは予測できるわけではありませんが、近い将来出産したい思いがあるのであれば、やはり転職を考えるのは難しくなります。
将来出産を希望されている方は、産休や育休が取りやすい企業に就職することをお勧めします。福利厚生が充実していない企業や、現時点で人手不足で休むことが難しいような企業では、産休や育休を十分にとることができず、そのまま退職に追い込まれてしまうこともあります。
出産のタイミングで仕事をあきらめたくないという方は必ず、数年前を見越して産休育休が取得しやすい企業への転職を考えておきましょう。
女性の中途採用には企業側も慎重になりがち
実際に女性の中途採用には企業も慎重になってしまうところがあります。企業としてもコストをかけて転職者を採用する以上、「すぐに辞められては困る」「入社後すぐに産休に入ってしまうのでは」といった思いがあるためです。
そのため女性が転職を考える際、特に今後結婚や出産などのライフイベントを控えている人は、タイミングをよく見計らって転職を成功させていく必要があります。
昨今は公には結婚や出産を控えていることを理由に採用を見送るといったことは行いませんが、事実まだ複数の候補者がいたときに、それらを考慮して別の候補者を採用するといったことが残念ながらあります。
結婚出産後も働く意思があるのか、など自分の希望や意志は偽りなく転職の際には伝えることが大切です。
年代別に見る女性の転職のコツ
ではここからは、年代別に女性の転職のタイミングを考えてみましょう。
20代前半
20代前半は男女問わず転職に有利といわれています。いわゆる第二新卒として扱われるタイミングで、企業も新卒同様に育てやすいというメリットを感じるためです。今年3月頃までは、第二新卒として売り手市場では引く手あまただったものの、コロナ禍においてはその状況は変化しています。
◇関連記事
・不況に強い業界とは?転職するならEC・通販業界
・不景気で転職は売り手市場から買い手市場へ
・不況下での転職活動の効率的な進め方
「出産や結婚のタイミングはまだしばらく先」という人も多いでしょうし、転職は早めにしておいた方がいいでしょう。しかし、早めの結婚を検討されている方はそれを見越した転職活動を行いましょう。
20代後半
20代後半で結婚や出産のタイミングを迎える人は多いです。結婚や出産の予定がある人の転職は、正直うまくいかないことも出てきます。
20代で転職するのであればベストタイミングは前半ですが「どうしても今転職したい」という場合は、女性のライフイベントに対してしっかり寄り添う体制のある企業を見つけることがおすすめです。
30代
30代で転職をする場合、すでに出産を終えているケースなどもあるでしょう。
近いうちに育休を取得する予定がある場合は、なるべく育児が落ち着いた段階で転職するのがおすすめです。転職後にすぐに育休を取得するのは会社の体制として拒否される可能性もあるためです。
また、結婚や出産をこれからに控える人は、20代と同様にライフイベントが落ち着いてからの方が転職のタイミングとしては望ましいです。
今後ライフイベントの予定もなく長期休暇を取得する予定もない人は、なるべく早い段階で転職した方が良いでしょう。30代は20代と比べて転職において市場価値も下がる傾向にあるため、特に未経験の業界に挑戦するなら早いに越したことはありません。
まとめ
女性にとって結婚や出産は、転職のタイミングを考えるうえで重要なライフイベントになります。
状況によってはタイミングをずらして転職した方がうまくいきやすいこともあるため、転職のタイミングは慎重に考えるようにしましょう。
それと同時に、自分自身の人生設計をすることは忘れずにしておきたいところです。「まだ何も決まっていない」という状態で安易に転職を決めてしまうと、タイミングについて後悔する可能性も出てきます。ライフプランを真剣に考えつつ、ベストな転職のタイミングを見極めていきましょう。
自分のライフプランに沿った転職やキャリアプランを実現したい方は、通販人材エージェントにお任せください。通販企業はコロナ禍においても成長し利益を上げている企業が多く福利厚生も充実しています。
女性が働きやすいリモートワークも可能な職種が多いので、ぜひ一度ご相談ください。