年収大幅アップの転職者から学ぶ転職術
2022.7.27 カテゴリ:転職ノウハウ
【EC通販求人転職エージェント】に転職のご相談をいただく際、「年収アップ」を希望される方が多くいらっしゃいます。しかし現実は、全員が年収アップするほど甘くはありません。そこで今回は、実際に【EC通販求人転職エージェント】にて年収アップ転職をされた方の、成功ポイントはどこにあったのか、具体的な事例をご紹介させていただきます。どの事例も、実際に年収アップされた方になりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
■目次
30代アパレルEC担当からの転職で年収約250万UP
【EC通販求人転職エージェント】にご相談いただいた30代のAさんは、アパレル企業でショップ店員を経て、EC担当を任され、自社のECサイトや楽天・Yahoo!・Amazonなどのモールでの販売を担当していました。
ご相談いただいた際、Aさんは一般的な30代の平均年収より低い給与でした。2021年3月~2022年2月に主要アパレル企業16社を対象に行われた利益率調査によると、アパレル企業の利益率は、約35%〜55%が平均だそうです。
さらに、アパレル業界は競合が非常に多く、付加価値競争が起こり、売上を上げるのが難しい業界です。そのような中、特に実店舗を構えているアパレル企業は、家賃や光熱費の負担があり、他の業界と比べて人件費が低い傾向があり、
30代のAさんも、弊社コンサルタントが思わず、「給与もらえてなさすぎる!」と言ってしまう程でした。
転職活動を開始したAさんは、アパレル企業でのEC担当として自社ECやモールでの販売や顧客分析、メルマガ作成の経験が複数のEC企業から評価され、結果的に年収が大幅アップの転職に繋がりました。
転職先はアパレルではなく、「美容健康器具」のEC担当で全く異なる業界でしたが、EC担当はスキルの汎用性が高い職種である為、転職後、モール担当の責任者となり順調にEC担当としてのキャリアを積んでいらっしゃいます。
Aさんが転職された美容健康器具の会社は、高い利益率を保てるメーカー直販の会社で、商品の競合となる他社も僅かである為、人件費にお金を回すことが可能な企業でした。結果的に、30代のAさんは約250万円の年収アップでの転職に成功しました。
30代新規事業でのEC経験からの転職で年収約100万UP
【EC通販求人転職エージェント】にご相談いただいた30代のBさんは、人材系の会社に勤めていましたが、新規事業であるD2C事業の立ち上げを担当していました。
D2C事業として立ち上がり、売上も出ていましたが、自社製造ではなく仕入れて販売するD2Cの形態であった為、大きな利益が出ていませんでした。
また、既存の人材事業が売上の大半を占めていたこともあり、新規事業としての評価が得られていませんでした。
転職活動を開始したBさんは、D2Cの立ち上げから事業化までの経験が、複数のEC・通販企業から評価されました。先述したAさんと同様、D2Cでの経験がスキルの汎用性が高い職種である為、結果的に年収約100万円UPでの転職に繋がりました。
給料アップの可能性がある経験、スキルとは
今までは、具体的な年収アップの成功例を述べさせていただきましたが、ここでは給料アップの可能性が高い経験、スキルについてお話させていただければと思います。
【EC通販求人転職エージェント】にお問い合わせいただく求人情報では、楽天でのモール販売経験がある方の価値が上がっています。楽天RMS(店舗運営システム)を使える方はスキルとして評価されます。
楽天RMS(店舗運営システム)は、商品登録など実際に手を動かす作業量が多く、そこまで手が回っていないEC通販企業が多くあるのが現状のようです。
また、広告代理店でEC通販企業のマーケティング支援の経験がある方は、EC企業、D2C企業のマーケティング担当としてのニーズが非常に高いです。代理店での実績次第では、マーケティングの責任者として年収アップ転職に繋がることがあります。
最後に
EC・通販企業への転職では、上述したAさんのように、「アパレル販売」から「美容健康器具販売」という異業界転職でも、実績や条件次第で年収アップ転職をすることが可能です。特に、EC、D2Cという比較的スキルや経験の汎用性が高い職種では、販売商品が全く異なる異業界への転職後も高い評価を受けられるケースが珍しくありません。確立されたEC・D2Cのスキルと経験は大きな強みとなります。
【EC通販求人転職エージェント】では、まずは求職者様ご自身がどれくらいの年収アップを望めるのか、EC通販業界内での市場価値を知りたい方のご相談もお待ちしております。