【2026年最新】海外EC最新事情|世界市場7.62兆ドル・越境EC・TikTok Shopの動向とキャリアチャンス
2026.8.20 カテゴリ:転職ノウハウ
結論、2026年の世界EC市場は約7.62兆USドル規模へ拡大する見込みで、なかでも東南アジアの越境ECは年平均10%超の成長が続いています。中国依存だった越境EC構造が東南アジア・TikTok Shopなど新しいチャネルへ広がりつつあり、海外事情に明るい人材への需要は今後さらに高まる見通しです。本記事では、2026年最新の海外EC市場データと注目トレンドを整理し、EC業界でのキャリア形成にどう活かせるかを解説します。
2026年、世界のEC市場規模はどう推移しているのか
世界のBtoC EC市場は2022年の5.44兆USドルから、2026年には7.62兆USドルへと約40%拡大する見込みです。市場シェアは中国が50.4%と圧倒的な地位を占め、米国18.4%、英国4.5%、日本3.1%と続きます。一方で日本国内のEC化率は8.78%にとどまり、世界平均19.6%を大きく下回っていることから、海外との差を「伸びしろ」として捉える見方も広がっています。
| 国・地域 | 世界EC市場シェア | 特徴 |
|---|---|---|
| 中国 | 50.4% | 天猫・京東・拼多多・抖音の4社で市場の8〜9割を占有 |
| 米国 | 18.4% | Amazon中心も、TikTok Shop等ソーシャルコマースが拡大 |
| 英国 | 4.5% | EC化率が高く成熟市場、越境販売のハブ機能も |
| 日本 | 3.1% | EC化率8.78%と伸びしろ大、越境販売国としての存在感が拡大 |
Q1. 越境EC市場は今、どのくらいのペースで拡大しているのか?
世界の越境EC市場は2024年の約152兆円から2034年には約1,012兆円規模へ拡大するとの試算があり、10年で6〜7倍の成長が見込まれています。なかでも東南アジアの越境EC市場は2026年に503億7,000万米ドル、2031年には847億4,000万米ドルへ拡大する予測で、年平均成長率(CAGR)は10.97%とされています。モバイルウォレット利用者の急増や、関税削減による輸送コストの低下も追い風になっています。
Q2. 日本発の越境ECは、どの国向けが伸びているのか?
中国向け・米国向けともに国内EC市場の成長率を上回るペースで拡大しており、なかでも米国向けは前年比25.7%増と高い伸びを見せています。中国人による日本製品購入額は2兆円を超える規模で前年比9.7%増、米国向けは1兆2,224億円で同25.7%増というデータもあります。日本の中小企業のうち58.7%がすでに越境ECに取り組んでいる、または計画している段階にあり、国内市場だけに閉じない事業戦略が広がっています。
Q3. TikTok Shopや生成AIなど、海外の新しいECトレンドはどう動いているのか?
TikTok Shopは「売る人」を増やすフェーズに移行しつつあり、生成AIによるショッピング体験は2026年時点ではまだ過渡期にあります。海外ではインフルエンサーが主体的に商品を販売するライブコマース型のTikTok Shopが拡大していますが、日本国内はインフルエンサー側の利益率の低さが普及の壁になっています。AIエージェントを介した自動購買は準備段階にあり、当面はライブコマースなど顧客接点を強化する動きが優先される見通しです。
- TikTok Shop:海外では「売る人(インフルエンサー)」を増やす段階へ。日本は収益構造の見直しが課題
- 生成AIショッピング:AIエージェントによる自動購買は準備段階、2026年も過渡期が継続
- ライブコマース:AIの代替として顧客接点強化の手段として存在感が拡大
Q4. こうした海外EC動向は、EC業界の求人・キャリア形成にどう影響するのか?
越境EC・海外マーケティング・ソーシャルコマース運用の実務経験を持つ人材のニーズは、今後さらに拡大していく見通しです。東南アジア・米国向け越境ECの成長や、TikTok Shopのようなソーシャルコマース対応の必要性が高まるなかで、海外向けEC運用、多言語カスタマーサポート、海外プラットフォームでの広告運用経験は、今後の転職市場で評価されやすいスキルになっていくと考えられます。
まとめ
2026年の世界EC市場は引き続き拡大基調にあり、なかでも東南アジアの越境ECやTikTok Shopなどの新しいチャネルが成長をけん引しています。日本国内のEC化率が世界平均を下回っていることを踏まえると、海外事情への理解を深めることは、EC業界でのキャリア形成における差別化要素になります。越境EC・海外マーケティングに関わるポジションに関心がある方は、専門エージェントへの相談も選択肢の一つです。
よくある質問
Q. 2026年の世界EC市場規模はどのくらいですか?
A. 約7.62兆USドルと予測されています。2022年の5.44兆USドルから約40%の拡大が見込まれています。
Q. 東南アジアの越境EC市場はどのくらいのペースで成長していますか?
A. 2026年に503億7,000万米ドル、2031年には847億4,000万米ドルへ拡大し、年平均成長率は10.97%と予測されています。
Q. 海外EC事情に詳しいことは転職で評価されますか?
A. 越境EC・海外マーケティング・ソーシャルコマース運用の経験は、市場拡大に伴い今後評価されやすくなる見通しです。実務経験がなくても、これまでの経験がどう活かせるかをエージェントに相談することをおすすめします。
1998年同志社大学卒業後、リクルートにて8年間、ITベンチャーおよびエグゼクティブ領域の人材紹介に従事。その後、クライアントであった株式会社出前館へ営業責任者として参画し、執行役員として上場を経験。
2010年ニュースター設立。2012年よりEC・通販業界特化の人材紹介事業を本格始動。 現場の最前線から経営層までを経験したからこそ分かる「企業の真の課題」と「候補者の市場価値」を見極め、一時的な転職にとどまらない中長期的なキャリア形成の支援を心がけている。
趣味は、水泳(年間300キロ)、ゴルフ、料理。日課は、朝晩の愛犬との散歩。下戸のため遅くまで飲みに行くことがなく、365日、早寝早起き。座右の銘は、健康第一。公私共に健康第一!明るく元気に!がモットー。
【URL】 https://newstar.jp/
2016年、株式会社出前館へ転職。マーケティング部のリーダーとして、サービスの急成長期における戦略立案から実行までを牽引。結婚・出産を経て、2022年4月より株式会社ニュースターに参画。
現在は、候補者と企業の間に立ち、面接調整や選考の進捗管理を一貫して担当。「スピーディーかつ丁寧な対応」を信条に、事業会社の現場を知るからこその細やかなサポートで、ストレスのない円滑な選考プロセスを支えています。新規候補者獲得に向けたウェブ施策の企画・実施も担当。マーケティング視点でサイト運営を通じて、EC通販キャリア人材とEC通販企業の出会いのチャンス、ご縁作りに取り組んでいる。




