【2026年度版】D2C健康食品市場の最新トレンドとキャリアチャンス|OEM参入活発化で人材ニーズ拡大
2026.8.19 カテゴリ:転職ノウハウ
2026年度のD2C健康食品市場は、紅麹問題からの回復基調に加え、OEMを活用した新規ブランドの参入が活発化しており、EC運営・CRM・薬機法対応の実務経験を持つ人材の採用ニーズが再び高まっています。健康食品市場全体は9,147億円規模(2025年度見込み)で推移する一方、潜在市場規模は3兆5,732億円と現在の3倍以上のポテンシャルがあるとされ、D2Cブランドにとってはまだ伸びしろの大きい領域です。
この記事でわかること
- 2026年度のD2C健康食品市場の規模と最新動向
- なぜ今D2C健康食品ブランドの採用が活発化しているのか
- D2C健康食品企業が求める人材像とスキル
- 職種別の年収レンジと転職でキャリアアップするための準備
Q1. 2026年度のD2C健康食品市場はどんな状況?
健康食品市場は2025年度見込みで9,147億1,000万円(前年度比0.8%減)とやや足踏みしていますが、潜在市場規模は3兆5,732億円と試算されており、D2Cブランドが開拓できる余地はまだ大きく残っています。矢野経済研究所の調査では、紅麹問題を受けた生活習慣病対策商品の落ち込みが市場全体を押し下げた一方、免疫サポート需要の拡大や若年層の健康・美容意識の高まりが今後の成長要因として挙げられています。また、越境ECの拡大により「日本製」の品質・ブランド力を武器にしたD2Cブランドの海外展開も広がりつつあります。
Q2. なぜ今、D2C健康食品ブランドの採用が活発なのか?
OEMを活用して自社ブランドを立ち上げる新規参入企業が増えていることに加え、機能性表示食品制度の厳格化に対応できる人材の希少性が高まっているためです。紅麹問題以降、機能性表示食品は届出の見直しが進み、薬機法・景品表示法の知識を踏まえた商品設計や広告運用がこれまで以上に重視されるようになりました。また、サプリメント形状に偏らず「粉末など一般食品に近い形状」への需要シフトも進んでおり、新しい商品企画・開発の担い手を求める動きが強まっています。こうした変化に対応できる実務経験者は、業界内での争奪戦になっています。
Q3. D2C健康食品企業が求める人材像とスキルは?
EC運営・広告運用・CRMによるLTV向上の実績に加え、薬機法・景品表示法の知識を併せ持つ人材が高く評価されます。D2Cモデルは新規顧客獲得後のリピート購入によるLTV最大化が事業の核となるため、購買データに基づくCRM施策やクロスセル・アップセルの実行力が重視されます。あわせて、表現規制の厳しい健康食品ならではの適正表示の知識があると、商品企画から広告制作まで一気通貫で任せられる人材として評価されやすくなります。越境ECやインバウンド需要を見据え、海外向けEC運用の経験がある人材への注目も高まっています。
職種別・年収レンジと求められるスキル比較
| 職種 | 年収レンジ | 求められるスキル・経験 |
|---|---|---|
| Web広告運用責任者 | 800万〜1,200万円 | 月2,000万円規模の運用実績、戦略立案〜実行の裁量経験 |
| CRM・SNSマーケター | 450万〜550万円 | SNS広告運用、リピート施策・顧客分析の経験 |
| EC企画・運営 | 550万〜710万円 | ECサイト運営・販売促進の一貫した実務経験 |
| 商品企画(薬機法対応) | 400万〜500万円 | 健康食品・サプリメントの企画開発経験、法規制知識 |
| 越境EC担当 | 500万〜700万円 | 海外向けEC運用・インバウンドマーケティングの経験 |
※求人サイト公開情報(doda等)をもとに作成。実際の条件は企業・経験により異なります。
Q4. 転職でキャリアアップを狙うために準備すべきことは?
「LTV向上にどう貢献したか」を数値で語れるように整理しておくことと、薬機法・景品表示法に関わった経験を具体的に棚卸ししておくことが近道です。D2C健康食品企業の選考では、CPA改善やリピート率向上など、施策と数値をセットで語れるかどうかが評価を大きく左右します。あわせて、適正表示や法規制対応に関わった経験は他業界からの転職者との差別化ポイントになるため、職務経歴書に明記しておくことをおすすめします。
まとめ
2026年度のD2C健康食品市場は、紅麹問題の影響を乗り越えつつ、OEM活用による新規ブランド参入や越境EC展開など新たな成長機会が広がっています。EC運営・CRM・薬機法対応の実務経験を持つ人材は引き続き高く評価される見込みで、実績を数値と法規制知識の両面から整理しておくことが、転職市場で評価されるための近道です。
1998年同志社大学卒業後、リクルートにて8年間、ITベンチャーおよびエグゼクティブ領域の人材紹介に従事。その後、クライアントであった株式会社出前館へ営業責任者として参画し、執行役員として上場を経験。
2010年ニュースター設立。2012年よりEC・通販業界特化の人材紹介事業を本格始動。 現場の最前線から経営層までを経験したからこそ分かる「企業の真の課題」と「候補者の市場価値」を見極め、一時的な転職にとどまらない中長期的なキャリア形成の支援を心がけている。
趣味は、水泳(年間300キロ)、ゴルフ、料理。日課は、朝晩の愛犬との散歩。下戸のため遅くまで飲みに行くことがなく、365日、早寝早起き。座右の銘は、健康第一。公私共に健康第一!明るく元気に!がモットー。
【URL】 https://newstar.jp/
2016年、株式会社出前館へ転職。マーケティング部のリーダーとして、サービスの急成長期における戦略立案から実行までを牽引。結婚・出産を経て、2022年4月より株式会社ニュースターに参画。
現在は、候補者と企業の間に立ち、面接調整や選考の進捗管理を一貫して担当。「スピーディーかつ丁寧な対応」を信条に、事業会社の現場を知るからこその細やかなサポートで、ストレスのない円滑な選考プロセスを支えています。新規候補者獲得に向けたウェブ施策の企画・実施も担当。マーケティング視点でサイト運営を通じて、EC通販キャリア人材とEC通販企業の出会いのチャンス、ご縁作りに取り組んでいる。




