ECサイト運営に必要な4つのスキルとその習得方法

2024.8.21  カテゴリ:転職ノウハウ

近年、さまざまな業界・企業が自社ECサイトまたはECモールなどを活用した通販・オンラインショッピングをビジネスに取り入れています。

EC市場の拡大に伴い、効果的かつ効率的なECサイトの運営スキルを持つ人材は、企業からますます求められるようになっています。

本記事では、EC・通販業界の転職市場において具体的にどのようなスキルが求められているのかを職種別に解説するとともに、それぞれのスキルを習得するための方法についても紹介していきます。

EC・通販企業やECサイトの運営に関わる職種に転職を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ECサイトの運営に必要なスキルの理解・習得が転職成功の近道

EC・通販市場はコロナ禍において急拡大し、コロナ禍が終わってからも堅調な成長を維持しています。

様々な企業が通販事業の立ち上げ・拡大を試みていますが、そのために必要な人材の確保には苦心しており、特に該当職種でのスキルを習得した即戦力の人材が求められています。

一例として、大手求人サイトに掲載されている通販業界の求人数は約1,000件。

そのうち、職種未経験OKの求人数となると約300件まで減少します。

さらに、求人内容を見ると、事務系の職種やカスタマーサポートなどの職種に偏っており、ECサイトの運営が業務の一部となる店舗スタッフといった求人も少なくありません。商品企画やWebデザイナー、マーケティングといった職種については、未経験でもOKとする職種はほとんどありません。

そのため、希望する職種においてどのようなスキルが必要かを理解し、そのスキルを習得することで求められる人材となることが、EC・通販業界で転職を成功させるための近道となります。

ECサイトの運営に関わる主な業務内容

ECサイトを運営するための業務は多岐にわたりますが、大きく分けるとフロント業務とバックエンド業務に分類されます。

フロント業務とは顧客との直接的なやり取りや販売に関する業務を指し、バックエンド業務とはシステムの運用やデータ管理などの裏方の作業を指します。

それぞれの業務内容を簡単にまとめると以下のようになります。

分類業務業務内容詳細
フロント業務商品企画・新商品のアイデア出しとコンセプト設計・市場調査とターゲット層の分析
仕入れ・製造・仕入れ先の選定と交渉・製造工程の管理と品質チェック
ECサイト制作・管理・サイトデザインとユーザーエクスペリエンス(UX)の向上・サイトの定期的な更新とメンテナンス
マーケティング・Web広告やSEO対策・SNS運用やキャンペーンの企画と実施・アフィリエイトやインフルエンサーの活用など
バック業務受注管理・注文情報の確認とシステムへの入力・顧客への注文確認メールの送信
在庫管理・在庫数の定期チェックとシステム更新・在庫切れ防止のための発注管理
入金確認・各種決済方法に対応した入金確認・未入金のフォローアップと顧客対応
商品出荷・注文商品のピッキングと梱包・出荷指示と配送業者との連携
商品配送・配送状況の追跡と管理・配送遅延時の顧客対応
アフターサービス・顧客からの問い合わせ対応と記録・クレーム処理と問題解決のサポート

ECサイトの運営に関わる各業務については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

>>ECサイト運営者の仕事内容とは?仕事の流れ・注意点・必要スキル・向いている人を紹介

ECサイトの運営に求められる4つのスキル

上記のように、ECサイトの運営には様々な業務があるため、業務内容に応じて以下の4つのスキルが必要となります。

・事業運営・商品企画スキル

・Webマーケティング・集客スキル

・デザイン・クリエイティブスキル

・カスタマーサポートスキル

一定規模以上のECサイトを運営する会社では、それぞれの業務に専属の担当者をつけることが多いため、1つのスキルに特化して専門性を高めることが求められます。

反対にスタートアップや小規模なECサイトを運営している会社の場合は、すべての業務または複数の業務をかけ持ちすることも珍しくありません。そのため、幅広いスキルを身につけることが強みとなります。

以下では、それぞれのスキルについてさらに詳細に説明していきます。

事業運営・商品企画スキル

事業運営・商品企画スキルは、ECサイトを運営していくうえで根幹となるスキルです。

さらに具体化すると以下のようになります。

・ターゲットを選定し顧客ニーズを把握する力

・オリジナリティのある企画力

・事業全体のマネジメント力

商品企画では市場調査やアンケートなどを通じてトレンドや顧客ニーズを把握し、競合との差別化、コンセプトやブランドとの整合性などを考慮しつつ、独自の価値を提供できる商品の企画をおこなうことが求められます。

また、スタートアップなどで裁量権が広い場合には、仕入れ先や製造工場の選定・交渉、配送や梱包などの外注コスト管理、それら事業全体を通した収益性の見通しなど、事業全体を見渡すマネジメント能力も必要になる場合があります。

事業運営・商品企画に関わる転職成功事例として以下のインタビュー記事も参考になります。

>>30代後半男性、EC部門新規立ち上げに転職

>>20代で成長企業のデジタルマーケティングリーダーに転職

Webマーケティング・集客スキル

ECサイトの売上に直接的に関わるのがWebマーケティング・集客スキルです。

たとえ、素晴らしい商品を作ったとしても誰にも知ってもらえなければ、売上に繋がりません。

このWebマーケティング・集客スキルをさらに細分化すると以下のようになります。

・SNSマーケティングスキル

・インフルエンサーマーケティングスキル

・広告運用スキル

・SEO対策スキル

・コピーライティングスキル

・外注会社との折衝・管理能力

それぞれ詳しく解説します。

また、Webマーケティング職での転職成功事例として、以下のインタビュー記事も参考になります。

>>化粧品・WEBマーケティング転職事例 – 40歳女性

>>30代男性、WEB広告運用スペシャリストとして転職

SNSマーケティングスキル

SNSの普及に伴い、特にtoC向けのマーケティングにおいてSNSの活用は不可欠となっています。

Instagram、Facebook、X(旧Twitter)、LNIEをはじめ、Youtubeやtiktokなどの動画系SNS、画像をシェアするPinterestやライブ配信に特化した17Liveなど、多種多様なSNSがあり、それぞれのSNS内で独自のルール・マナーといった文化も存在します。

自社に有効なSNSを見つけ、自社アカウントを運用・育成したり、SNS広告でアプローチするなど、SNSマーケティングは現在のECサイトのマーケティングにおいては欠かせないスキルといえます。

インフルエンサーマーケティングスキル

SNSマーケティングと似た部分もありますが、インフルエンサーをうまく活用できれば、一気に商品の認知と売上を引き上げることが可能です。

ただ有名な人・フォロワー数の多い人を使えば良い、というわけではありません。

・自社商品にはどんなインフルエンサーが合うか?

・どういった商品・企画ならインフルエンサーに協力してもらえるか?

・ステマや不適切表現など、炎上リスクをどうマネジメントするか?

・自分で探すか、インフルエンサーを抱える会社に外注するか?

・どんな報酬プランなら採算が合うのか?

これらの要素を総合的に判断し、最適なインフルエンサーをアサインし、企画を成功させる力が必要になります。

広告運用スキル

Webマーケティングにおいて基本となるのが、広告運用スキルです。

広告費をかけることでECサイトへの集客や売上にダイレクトに繋がるため即効性が高く、各種データの検証が容易なことからPDCAサイクルを回しやすいというメリットがあります。

広告運用では特に以下の能力が重要になります。

・仮説力

・数値分析能力

・コピーライティング力

広告運用では、成果を改善していく際、現状の数値分析に基づいて仮説を立てますが、仮説の精度が悪ければどれだけやっても数値は改善しません。自社の施策以外にも顧客ニーズ・トレンドの変化や季節や競合などの外的要因など、さまざまな要素を総合的に分析して仮説を導きます。

SEO対策スキル

SEOとは、「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略で、GoogleやYahoo、Bingといった検索エンジンの検索結果画面で上位に表示されるための施策を指します。

SEO対策で重要な力は以下です。

・SEO施策の知識

・最新のランキングアルゴリズムの理解

・SEO施策を実装できるスキル

SEO対策においては、まずはどんなSEO施策が必要かという知識が何よりも重要です。Googleをはじめとして検索エンジンは、定期的にランキングアルゴリズムをアップデートしているため、常に最新情報をチェックしていることに加えて、今後、アルゴリズムがどう変化していくかを見極め先手を打って対策することが重要です。

コピーライティング能力

ECサイトに限らず、マーケティングにおいてコピーライティング能力は非常に重要です。

検索広告はもちろん、キービジュアルでの訴求やCTAテキストなど、ユーザーに行動を起こさせる魅力的なコピーが必要です。

良いコピーを書くためには以下の能力が必要です。

・ユーザー心理の理解力

・ユニークさ

・語彙力

ユニークさや語彙力も必要ですが、最も重要なのはユーザー心理を理解する力。

常にユーザー視点で考え、コピーに触れるときの心理状況を想像することが良いコピーを生み出すポイントです。

外注会社との折衝・管理能力

上記のようなWebマーケティング業務は、それぞれ高い専門性が必要となるため、一人だけでこなすのは至難の技です。

そこで、ある程度の規模になれば、マーケティング業務の全部または一部を外注し、その管理を社内の担当者がおこなう形が一般的です。

そこで必要になるのは以下のスキル。

・コミュニケーションスキル

・数値分析能力

契約時に良い条件を引き出す折衝能力が重要なのはもちろん、外注会社の報告をただ聞くのではなく、要点を把握し目標達成に向けてKPI管理をしていく必要があります。

デザイン・クリエイティブスキル

ECサイトを運営する上で、Webサイトの見た目やUI/UXに関わるデザインスキル、魅力的な商品画像や広告バナーを作成するクリエイティブ制作スキルは非常に重要です。

特に求められるのは以下のスキル・能力です。

・顧客ニーズをデザインに反映する力

・コミュニケーション能力

・ブランドイメージに合ったデザイン

・HTML/CSSなどのコーディングスキル

デザイン力自体ももちろん重要ですが、それ以上に顧客のニーズを把握し、それをデザインに反映させる力が大切です。顧客が求めるものを理解し、視覚的に表現することで、ユーザーにアピールできます。

Webマーケターなど他の職種と連携することも多いので、Webマーケターが求めるものを的確に汲み取ったり、逆にデザイナーの視点から提案することができるコミュニケーション力があると重宝されるでしょう。

ブランド独自の雰囲気やメッセージを理解し、クリエイティブに落とし込めるかどうかも重要です。過去、デザイナーとしての実力があっても、ブランドイメージに合わないため採用されなかったケースもありました。

さらに、HTMLやCSSといったコーディングスキルも持っていると、特にスタートアップなどの人員が少ない場合に重宝されます。一方、一定規模以上のECサイトでは、コーディング作業は外注することも多く、より専門性の高いクリエイティブスキルが求められます。

また、最近では生成AIも注目されています。現時点での生成AIは一定クオリティのものを大量に生成することに長けている他、コーディングなどを得意としています。

デザイナーの仕事がなくなるという意見もありますが、現時点では、業務効率化のツールとしてうまく活用できれば問題ないでしょう。

デザイナーとしての転職成功事例として、以下のインタビューも記事も参考になります。

>>WEBデザイナーの転職事例 – 職場環境改善、年収大幅UP

カスタマーサポートスキル

顧客との直接的な接点となるカスタマーサポートは顧客満足度を左右するため、ECサイトの安定的な運営・持続的な成長を支える非常に重要な役割を果たします。また、クレームを貴重な意見として、他部署へフィードバックすることで事業全体の改善に繋がる場合もあります。

必要とされるスキルとしては、以下になります。

・言葉への敏感さ

・共感能力

・毅然とした対応

・精神的なタフネス

まず、言葉への敏感さはカスタマーサポートにおいて不可欠です。現在のカスタマーサポートは、電話やメールなど非対面でのやりとりが主流です。わずかな言葉のすれ違いからSNSで炎上することもあるため、適切な言葉を選び、丁寧な対応を心掛けることが重要です。

次に、共感能力です。クレーム対応においては、顧客が何に対して怒っているのかを理解し、共感することが求められます。その場しのぎや的外れな対応をすると、顧客の怒りを助長する可能性があります。顧客の立場に立ち、真摯に話を聞くことで、信頼関係を築くことができれば、クレーム前よりも信頼感が高まることもあります。

また、完全な言いがかりや過度な要求に対しては、企業として譲れない部分を明確にし、丁寧かつ毅然とした対応をおこなうことが重要です。この場合でも、顧客に対する敬意を忘れず、冷静かつ論理的に対応することで、無用なトラブルを避けることができます。

最後に、クレーム対応が多い商材の場合には「精神的なタフネス」も重要になります。お客様が怒っているのは会社・商品に対してであって、自分に対してではないと切り分けることができれば、安定して業務に臨めるでしょう。

カスタマーサポート(CRM)での転職成功事例として、以下のインタビューも参考になります。

>>化粧品・CRM転職事例 – 28歳女性

>>40代女性、定期通販(化粧品・健康食品)のCRM経験を活かしキャリアアップ

実践的なスキル習得方法

ここからはECサイトの運営に必要なスキルを実践レベルで習得するための方法を紹介します。

事業運営・商品企画スキルの習得方法

事業運営や商品企画のスキルは一朝一夕では身につきません。

以下の方法を試してみると良いでしょう。

・自分でECサイトを立ち上げてみる

・新商品・新サービスを企画する

・日常生活のアイディアを形にする

自分でECサイトを立ち上げてみる

まず事業運営のスキルについては、自分で小規模なECサイトを運営してみるのがおすすめです。商品の見せ方や仕入れ方法、コストがかかるポイントを学び、わずかでも継続的に利益を得られるようになれば、事業運営の基本的なスキルが身についている証拠です。規模は小さくても、自身でECサイトを開設・運営した経験は転職市場においても高く評価されます。

新商品・新サービスを企画する

商品企画のスキルをつける方法として、もし、現在の本業内で新事業やサービスを企画・提案する制度があるのであれば、チャレンジしてみるとよいでしょう。新商品や新サービスの企画に当たっては、ユーザーニーズの把握や競合調査はもちろん、コストや利益率の計算など、様々な要素を検討する必要があります。企画が実現しなくとも、フィードバックをもらうことで貴重な経験になりますし、もし企画が実現すれば転職時の強い武器となるでしょう。

日常生活のアイディアを形にする

日常生活での普段なら流してしまうような、ちょっとした「不満」「不便さ」「あったらいいな」を意識し、それを解決するモノを実際にDIYで形にしてみる、というのも良いでしょう。ブレイクスルーを起こすような商品・サービスは、そうした日常の気づきから生まれることもすくなくありません。良いモノが出来れば、フリマアプリなどで実際に販売して売れるかどうかを確認したり、ユーザーからフィードバックをもらうのも良い方法です。

Webマーケティング・集客スキルの習得方法

Webマーケティングは分野が広いため、まずは特定の分野に絞って学ぶことが重要です。一つの分野で知識がつけば、他の分野への理解も早くなります。習得方法としては以下の方法があります:

・マーケティングスクール

・インターンシップ・アルバイト

・フリーランスとしての活動

マーケティングスクール

マーケティングスクールは、Webマーケティングを体系的に学ぶことができ、知識ゼロからでも安心してスキルを身につけられます。実際の業務に近いカリキュラムがあるスクールがおすすめです。また、マーケティングスクールによっては、書類作成や面接対策など、転職支援をしてくれる場合もあります。

インターンシップ・アルバイト

インターンシップやアルバイトは、業界に飛び込み、実務経験を積むことができるのが大きな魅力。小規模なEC・通販企業でのアルバイトでは、やる気と能力次第で業務範囲が広がり、正社員登用の可能性もあります。スキルを習得したい職種の人と接する機会を作ることが出来れば、ECサイトを実際に運営するプロから直接スキルを教えてもらえる可能性もあります。

フリーランス

既に一定の知識があるならば、フリーランスとして活動し、実績を積むこともスキルアップに繋がります。クラウドソーシングサイトを利用したり、知人の事業を手伝ったりなど、簡単な依頼内容であっても、実際に仕事として完遂していることは転職市場においても強力な武器となります。。また、収入が安定してきたら、簡単な作業を外注してみると良いです。外注先への依頼の仕方や管理方法を学ぶことができます。

デザイン・クリエイティブスキルの習得方法

デザイン・クリエイティブスキルを習得するには、デザインの基本ルール・セオリー、デザインツールの使い方など基礎を固めることが重要です。

次に、さまざまな商品やブランド、顧客ニーズに合わせて表現の幅を広げることを目指しましょう。最も重要なのは、強制力のあるアウトプットの機会を多く作ることです。

以下の方法がおすすめです:

・オンラインサービス

・デザインスクール

・フリーランス

・SNSでの発表

デザインスクール

知識・スキルがない場合に0から体系的に学びたい場合はデザインスクールがおすすめです。アウトプットや実践機会の多いカリキュラムがあるスクールを選ぶと良いでしょう。また、デザインスクールによっては、書類作成・面接対策などの転職活動の支援もおこなってくれます。

フリーランス

デザインツールを一通り扱えるのであれば、フリーランスとして活動してみるのもオススメです。勉強ではなく、仕事として取り組むことでクオリティや納期を意識するクセがつきますし、実際に仕事を請け負っているということは書類や面接でも強みになります。もし、自分のデザインスキルに自信がないなら、クラウドワークスやランサーズなどで、気軽に参加できるコンペ形式の依頼に応募してみるのもオススメです。

SNSでの発表

また、SNSで作品を定期的に発表するというのも良いでしょう。フィードバックを得ることでモチベーションを維持しつつスキルアップできますし、積極的に交流することで自分より実力のある人からアドバイスをもらえることもあります。また、自身の作品の魅力を企業側に伝えるための簡易的なポートフォリオにもなります。

オンラインサービス

HTML/CSS、JaveScriptなどのコーディングスキルを学びたい場合は、Progateドットインストールなどのオンラインサービスを利用すると、自分のペースで学習できます。ただし、あくまで基礎レベルの学習になるので、転職活動における強みにはなりません。学習後に自分でオリジナルのサイトを作成したり、フリーランスとして一定数の仕事をこなすなど、プラスアルファの活動が必要になります。

カスタマーサポートスキルの習得方法

カスタマーサポートスキルを習得するためには、実践経験が最も効果的です。他にも事例を学び、対応の引き出しを増やすことが大切です。以下の方法を活用しましょう:

・アルバイト

・事例を学ぶ

・本を読む

アルバイト

コールセンターなどでの実務経験は非常に有益です。短期間のアルバイトでも現場で学ぶことで、顧客対応の基礎を学ぶことができます。カスタマーサポートとしてのキャリアアップを目指すのであれば、就業精度やマニュアル、研修内容、業務フローも意識して学んでおくと良いでしょう。転職活動における書類作成や面接においても、自身がどのような意識で仕事に取り組んできたのかを具体的なエピソードで伝えられれば強力なアピールになります。

事例を学ぶ

WebやSNSなどでカスタマーサポートの事例を調べ、どのように対応したかを学ぶことが参考になります。多くの対応事例を知っておけば、自分が対応する際の引き出しを増やすことができます。ただし、知識を増やすだけでは転職活動で活かすことはできないので、学んだ知識を現在の業務で活かす方法を考えましょう。実際に顧客と関わらない部署であっても、社内コミュニケーションの改善など、業務に取り組む姿勢・態度が評価に繋がります。

本を読む

カスタマーサポートに関する書籍を読むことで、幅広い知識を身につけましょう。直接的なものだけでなく、心理学やコミュニケーション、ビジネスマネジメントなど、幅広い知識をつけることは、現場での対応にもキャリアアップにも効果的です。ただ、知識量自体は転職活動での評価には繋がりづらいことに注意してください。獲得した知識を現在の業務にどう活かしてきたのか、具体的に伝えられるようにすることでアピールになります。

まとめ

ECサイトの運営に必要なスキルと実践的なスキルの習得方法についてご紹介しました。

EC・通販市場は堅調な成長を続けており、即戦力となる人材が求められています。

ECサイトの運営に関わる職種での転職活動では、実戦レベルのスキルが求められるため、今回紹介したスキルや習得方法を参考にスキルアップを目指してみてください。

また、転職活動を成功させるためにはスキルアップだけでなく、現在の業務における成果や取り組み内容、業務への姿勢などを正確に応募企業にアピールすることも重要です。

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監修者プロフィール画像
監修者
寺田 勝人
【プロフィール】 1998年同志社大学法学部卒業後、リクルート入社。8年間、人材紹介事業に従事。6年はITベンチャーへの人材紹介、2年はエグゼクティブサーチを担当。クライアントであった出前館に営業責任者として転職。執行役員として在籍時に上場を経験。2010年の独立。2012年よりec通販業界専門の人材紹介事業をスタート。ec、通販業界の転職支援を専門に行っており、ec、通販業界でのキャリアアップ支援、転職支援について多数の実績あり。 【URL】 https://newstar.jp/
著者プロフィール画像
この記事の担当
伊藤 梢
株式会社ニュースター
SEOコンテンツマーケッター
87年生まれ。明治大学卒業後、D2Cを中心としたEC・通販会社のマーケティング支援会社に入社。 2016年フードデリバリー企業に転職し、マーケティング部リーダーを勤める。 結婚、出産を経て2022年4月より株式会社ニュースターSEOコンテンツマーケッター 。

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