30代、初めての転職での業界や仕事の選び方
2020.9.12 カテゴリ:転職ノウハウ
※画像はイメージです。
新卒で就職し、20代を初めての社会人として走り抜けて、30代になった時に転職を考えられる方は多くいらっしゃいます。
その理由はさまざまで、それまでの経験を生かして同業界でのキャリアアップを考える方もいれば、心機一転キャリアチェンジを考えられる方もいらっしゃいます。今回はそんな30代の方向けの転職市場における需要や仕事の選び方についてお話をしていきます。
年代ごとに求められる役割を理解する
転職活動を成功させる上で「自分が新しい会社で何を求められるか」をしっかりと理解することが大切です。
企業から求められる業務のハードルは当然20代よりも30代の方が高く設定されています。そして、その30代の転職者に求められるハードルの大切な要素が、経験者か否かという点です。つまり、業界における専門知識を持っているかどうかが大事なハードルの一つになります。
そのため、20代を一つの業界、職種で走り抜けてきた方であれば、私はそれまでと同業界、もしくは同職種での転職をお勧めさせていただいております。業種も職種も違うことに30代になって挑戦をするということは、それまでの経験の大半を捨ててもその仕事に挑戦をするということを意味します。
それには大きな覚悟が必要であり、それを理解せずに軽い気持ちでキャリアチェンジをすることはキャリアを壊してしまうことになりかねないのです。
それでも「現在の業界や職種に対して魅力を感じない」という方であれば、もちろんキャリアチェンジも選択肢の一つに加えることも必要になるかと思います。しかし、どんな業種でもチャレンジができるかと言われれば当然そうではなく、選ぶ業種もある程度は絞る必要があります。
やりがいと将来性
選ぶ基準として私が見ていただきたいポイントは「やりがい」と「将来性」です。
前者はそれぞれ個人の基準で判断される要素なので、特にお伝えしたいことはありません。後者に関してはその業界の先行きが明るいかをしっかりと判断していただきたいと考えています。
30代のキャリアチェンジが意味するのは「それが最後のチャンス」ということです。飛び込んだ業界が先細りになっていったとしても、そこからもう一度修正を図るのは難しいということを意味しています。
今後の先行きが明るい職種や業種で言えば、例えばEC業界等の比較的新しく、まだこれから需要が高まっていきそうな業界を狙うのがキャリアチェンジにおいては大事なことになると考えています。
「やったことがないから不安」なのはどの業種や職種であれ同じことです。同じならこれから大きくなっていく市場を持っている業種にチャレンジをしてみるほうが、やりがいもあるのではないでしょうか。
キャリアチェンジをする上で理解してほしいこと
もう一つ、キャリアチェンジを真剣に考えている方に理解していただきたいのが「未経験であれば、給与面を求めてはいけない」ということです。
給与はその方のそれまでの経験やスキルによって決定されるものです。
キャリアチェンジをした方には、当然ですがその業界に伴うスキルも経験もありません。そして、少し前までは多かった年齢給(年齢によって給与の基準が決まっている給与形態)を導入している企業も少なくなっています。
実力主義で給与の決定がされる企業が増えている昨今において、未経験で新しい業種にチャレンジをするということは、ほぼ給与ダウンを受け入れなければならないことを理解しておきましょう。
新たなチャレンジを応援します
新しいものやほかの人が持っているモノが羨ましく見えるように、他の人の仕事が魅力的に見えることも多いかと思います。
チャレンジをしたいと思ったのであれば見切り発車で動くのではなく、しっかりとリサーチをした上で動くことを意識するのが大切です。
もし30代で初めての転職を予定されている方で通販企業への転職を検討されている方はぜひ通販専門の転職エージェント、通販人材エージェントにご相談ください。
初めての転職が、あなたにとってのステップアップにつながるようサポートさせていただきます。