オンライン面接の転職術
2022.8.10 カテゴリ:転職ノウハウ
新しい生活様式として、企業の採用面接の特に1次面接をオンラインで行う企業が主流になってきています。
オンライン面接を行うことで、企業側は近場だけでなく全国、全世界の優秀な人材を発掘することが可能になり、採用担当者の会議室の確保や面接官のスケジュール調整等の業務を削減できるというメリットがあります。
求職者側としても、企業に訪問する必要がない為、交通費や遠方の場合は宿泊費等のコストがかからず、パソコンとインターネット環境があれば、効率的に面接を受けることが出来ます。
上記のように企業側も求職者側もメリットのあるオンライン面接ですが、面接を受ける際に事前に準備しておくべきことがいくつかあります。インターネットを介してのコミュニケーションの為、対面での面接とは違った注意点があります。今回は、オンライン面接ならではの注意点やマナーを紹介していきたいと思います。
目次
ライティングと背景
オンライン面接では、ライティングと背景がとても重要です。部屋が暗い、または後ろから光が入る状態は逆光となり、映りが悪く、面接官が求職者の顔や表情をしっかり見ることが出来ない為注意が必要です。
また、背景は本人以外のものが映らない場所を選ぶ必要があります。背景に生活感のある部屋が映りこんでいたり屋外などで雑然としていると、面接官にマイナスの印象を与えてしまいます。
明るく、自分の顔がはっきり映るライティングの環境で、白い壁の前などできるだけシンプルな背景の場所を選ぶ必要があります。
オンライン面接の前には、必ずカメラのテストをして画面に映る自分の顔の明るさと、背景の映り込みをチェックするようにしましょう。
インターネット環境
オンライン面接では、安定したインターネット回線の接続が必須になります。インターネット環境が不安定だと、映像や音声の遅延や面接途中で回線が途絶えてしまうこともあります。
優先LANケーブルの利用やWi-Fi環境の場合はルーターの近くなど、電波が安定している場所を選んでください。
万が一のネット回線トラブルなどに備えて、会社の連絡先をメモしておくと良いでしょう。
カメラとマイクの事前チェック
オンライン面接で、面接官とのスムーズなコミュニケーションを図る為に、事前のカメラ、マイクの確認が必須となります。
もし、お持ちのデバイスにカメラ機能が付いていない場合は、外付けのカメラを用意する必要があります。
オンライン面接では、画面上に映る情報で判断されてしまう為、先述したように、画質が悪い、画面が暗いと印象が悪くなってしまいます。面接前に、必ずチェックをしてください。
また、音声に関しても面接官の声が聞きづらいようであれば、イヤホンやマイク付きイヤホンの利用もおすすめです。
音声ですが、オンライン面接では対面式の面接よりも、より「はきはきと聞き取りやすい声」で話すことを意識するとより好印象になります。
5分前には入室
対面の面接と同様、オンライン面接でも面接時間の5分前には入室しておくようにしましょう。
面接が始まったら、面接官に声の音量を確認するなど、気遣いがあるとより良いでしょう。
服装はスーツ
企業から指定された服装がない場合は、オンライン面接であっても必ずスーツを着るようにしましょう。
【EC通販人材エージェント】でキャリアコンサルタントとのオンライン面談の際に、自宅からの面談である為、服装に対する意識が薄れてしまっている方がいらっしゃいます。
キャリアコンサルタントは求職者のキャリアやスキルも重要ですが、「企業に自信を持って紹介できるか」を見ている為、パジャマやスウェットなどカジュアル過ぎる服装での面談は、印象が悪くなります。
オンラインの採用面接でも、画面に映る姿でしか判断ができない為、服装マナーをしっかりチェックしています。服装の指定がない場合は、必ずスーツを着用するようにしましょう。
最後に
上述してきましたが、オンライン面接は、基本的には対面での面接と同じになります。
自宅での面接になりますが、油断しないように注意してください。事前準備を行わずに面接本番を迎え、面接が中断されてしまったケースもあります。
インターネット環境やライティング、音声の確認等、事前準備を必ず行い、配慮することで、好印象を勝ち取ることが出来ます。
企業へ訪問する時間や交通費の負担がない分、必ず事前準備を行ってから、オンライン面接に臨むようにしましょう。