Webマーケティングの平均年収は?向いている人や年収を上げるコツを解説

2023.6.1  カテゴリ:転職ノウハウ

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監修者
細井智彦(ほそい ともひこ)様
✦プロフィール:同志社大学文学部心理学科卒。 株式会社リクルートキャリアを経て2016年3月独立し、 現在は就職・転職面接コンサルタント細井智彦事務所(Office TH)代表。

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こんにちは!EC通販人材エージェントの伊藤です。EC通販業界での転職に役立つ情報を発信しています。

ECやD2C、通販業界などで働いている人のなかには、スキルと経験を活かして、Webマーケターへの転職を考える人も多いのではないでしょうか。

この記事では、Webマーケティングの仕事について、平均年収や必要なスキルなどを解説します。年収アップの方法も解説するため、ぜひ参考にしてください。

Webマーケティングの平均年収

2023年5月時点のデータによると、Webマーケティングに従事する正社員の平均年収は509万円です。同時期のアルバイト・パートの平均時給は991円で、派遣社員の平均時給は1,494円でした。

また、役職別にWebマーケティングの平均年収を見ると、一般職は約340万~400万円、マネージャークラスが約450万~600万円、部長クラスでは約650万~750万円となっています。

※参考:マーケティングの仕事の平均年収は509万円/平均時給は991円!給料ナビで詳しく紹介|求人ボックス

未経験のWebマーケターの年収目安

Webマーケターになってはじめて手にする年収は、一般的に300万円前後です。また、Webマーケターとして働く20代男女の平均年収は350万円以上で、30代になると440万円を上回ります。Webマーケターとしての経験年数が増えるほど、年収も上がっていくと分かります。

※参考:プロデューサー/ディレクター/プランナー|職種別平均年収ランキング【2020年版】│求人・転職エージェントはマイナビエージェント

フリーランスのWebマーケターの年収は?

スキルや実績によっても変わりますが、フリーランスのWebマーケターには、年収1,000万円以上稼ぐ人もいます。本人のスキルが重視されるWebマーケターは独立しやすく、活動が軌道に乗れば高収入が見込めます。ただし、フリーランスとして活躍するためには、Webマーケティングの専門的なスキル以外に、営業力やコミュニケーションスキルなども欠かせません。

Webマーケティングとは

Webマーケティングとは、Webを媒体として実施するマーケティングです。また、マーケティングとは、見込み客を集め、顧客へと育成するための仕組みづくりです。かつては、新聞やテレビなどオフラインのマーケティングが主流でした。しかし、最近は老若男女問わずWebにアクセスする頻度が増えており、Webマーケティングの重要性が高まっています。

Webマーケティングの仕事内容

Webマーケターは、クライアントの依頼に合わせて、集客を中心としたさまざまな施策を実行します。集客には、WebサイトやSNS、動画サイトなどのWeb媒体が使われます。ターゲットの行動を予測して使用頻度の高いと思われるWeb媒体を選ぶと、多くの人にクライアントの商品やサービスの魅力を伝えられます。

WebマーケターとWebディレクターとの違い

WebマーケターとWebディレクターは、いずれもWebにかかわる仕事です。Webマーケターは、主にWeb戦略を担当します。一方、Webディレクターは、Web制作の全般にかかわります。

Webディレクターの仕事は、人材や予算を管理して、スケジュールどおりに目的の制作物ができるようにマネジメントすることです。Webディレクターはクライアントと制作チームの間に入り、円滑にプロジェクトが進むように調整します。

なお、年収を比較すると、Webマーケターの方がWebディレクターよりも高い傾向が見られます。

Webマーケティングに必要な基礎スキル

Webマーケティングに必要な基礎スキルである、PCの基礎スキル、コミュニケーション力、論理的な思考力について解説します。

PCの基礎スキル

Webマーケティングでは、ExcelやPowerPoint などを操作するスキルが必要です。Excelは、Webサイトへのアクセス数の変化をグラフ化するなど、傾向を見える化したいときに役立ちます。また、Webマーケティングには分析が欠かせませんが、簡単な処理ならExcelでも可能です。

課題や施策などを資料にまとめる際は、PowerPointをはじめとするプレゼンテーションツールを使います。

コミュニケーション力

Webマーケティングでは、クライアントと頻繁にコミュニケーションを取って仕事を進めます。クライアントの要望や意向を的確にくみ取るには、コミュニケーションスキルが欠かせません。また、課題や施策などを伝える際には、専門的な言葉に頼らず、相手が分かりやすいように伝えるスキルが求められます。

論理的な思考力

上述したように、成果の出るWebマーケティングは、適切な分析のもと行われます。そして、Webマーケターが適切に分析するためには、論理的な思考力が必要です。Webマーケターは、分析結果から仮説を立てて施策を実行します。また、施策の効果も分析して、次の施策に反映させます。

Webマーケティングの業務で使うスキル

Webマーケターが実際に働くときは、上述した基礎的なスキルに加え以下のスキルも必要になります。

データ分析のスキル

基礎的なスキルでも触れましたが、Webマーケティングは分析力が物をいう仕事です。Webマーケティングの分析対象は、アクセス数や、行動履歴から読み取れる顧客ニーズなどのオンラインのデータです。Googleアナリティクスや、Googleサーチコンソールなどのツールを適切に使用して、データを読み解きましょう。

ライティングのスキル

商品やサービスの魅力をユーザーにしっかり伝えるには、ライティングのスキルが求められます。ライティングのスキルは、広告やコンテンツの制作で大いに役立ちます。ほかの人にライティングを依頼する場合も、自分がライティングについて理解していれば、適切な指示を出すことが可能です。

デザインのスキル

Web媒体の訴求力を高めるには、ライティングに加えデザインのスキルも身につけましょう。自分でデザインする機会は少ないかもしれませんが、デザイナーに依頼する際には基本的な知識が必要です。なお、デザインの実装は、一般的にプログラマーが行います。基礎的なプログラミング知識があると、プログラマーと円滑にコミュニケーションできるでしょう。

Webマーケティングのスキルを高める方法

Webマーケティングで成果を出すには、ハイレベルなスキルが求められます。スキルを高める方法を解説します。

Webマーケティングの書籍で学ぶ

Webマーケティングの書籍で勉強すると、基礎知識の習得が可能です。ただし、書籍に書かれた情報には、すでに通用しなくなっているものもあります。書籍は用語の理解など体系的な学習に使うものと捉えましょう。基礎知識を習得したあとは実践に軸を移すと、効率よくスキルを高められます。

ブログを運営する

知識をアウトプットする場として、自分のブログを活用しましょう。ブログでまとまった収益を得ることが目的ではなく、収益につながるマーケティング施策を見つけることがポイントです。なお、運営するブログは、転職活動の際にクライアントへのアピールに使えます。

Webマーケティングの職種に就職する

Webマーケティングの職種に就くと、実践を通じてスキルアップできます。未経験でも、書籍での勉強や、ブログの運営実績を認めてもらえると転職できる場合があります。入社後は業務の幅を広げつつ興味ある分野を見つけ、専門性を深めていきましょう。

Webマーケティングに向いている人

人や物事への興味が強く、数字の取り扱いを苦に感じない人は、Webマーケティングに向いています。

人間の心理に興味のある人

Webマーケティングでは、ターゲットの心に響く施策が求められます。そのため、人の心情を読み解ける人は、Webマーケティング向いています。

最近は、ターゲットが積極的に情報収集するようになった結果、購買行動が複雑になってきました。一般的な購買行動モデルでは、説明できないケースも多々見られます。ターゲットの行動から潜在ニーズを把握して行動プロセスを予測できすると、効果的な施策を立てられます。

好奇心がある人

Webマーケティングは変化が激しい仕事です。好奇心がある人なら市場の動きに対応しやすく、課題を発見したり、施策をアップデートしたりする過程にやりがいを感じられます。さまざまな角度から施策を検討する際も、好奇心が必要です。

数字に抵抗のない人

Webマーケティングでは、数字を日々チェックして状況を読み取ります。そのため、数字に抵抗がない人は、Webマーケティングに向いています。データの取得や分析はある程度ツールに任せられるため、作業自体は数字が苦手でも可能です。しかし、出てきた結果を受け、売上アップにつながる戦略を練るには、数字に強くなる必要があります。

Webマーケティングで年収アップする方法

Webマーケティングで年収を上げるには、就職・転職をおすすめします。Webマーケティングのスキルがあれば、さまざまな企業で活躍できるためです。好待遇で雇ってもらえる企業に転職すると、年収を上げられるでしょう。

なお、業界ごとにWebマーケターの年収の相場は異なるためご注意ください。Webマーケターの年収が高い業界には、金融やIT関係、総合総社などがあります。

Webマーケティングの将来性

Webマーケティングは将来性のある仕事といえます。インターネットの利用数や、インターネット広告費は増加傾向にあるためです。Webマーケティング業界には以降も資金が流入し、Webマーケターのニーズも続くと予想されます。

〇インターネット利用率(個人)の推移

〇日本の媒体別広告費の推移

参照: インターネット利用率(個人)の推移

参照: 総務省「日本の媒体別広告費の推移」

また、将来的に多くの仕事がAIで代替されると話題ですが、Webマーケティングは、AIには任せにくい仕事といえます。Webマーケティングには正解がなく、AIにはターゲットの心情を推測することが難しいためです。うまくAIを活用し、高精度な施策を導き出せるWebマーケターは、以降も活躍すると考えられます。

まとめ

Webマーケティングの平均年収は、経験年数が増えたり、役職が上がったりするにつれて増えていきます。また、高年収が見込める業界に転職すると、年収が上がる可能性があります。Webマーケティングでの転職には、EC通販求人転職エージェントがおすすめです。

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Webマーケティングの仕事への転職を検討中の人は、ぜひEC通販求人転職エージェントにご相談ください。

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(監修:細井 智彦)

Webマーケティングで収入をアップさせるには、専門性を極めるか、上流工程を目指すか、キャリアの方向性は分かれます。ただ共通していることは求められるのは分析マニアではなく「売る」という目的がすべての思考の軸になっているか、だと思います。

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この記事の担当
伊藤 梢
株式会社ニュースター
SEOコンテンツマーケッター
87年生まれ。明治大学卒業後、D2Cを中心としたEC・通販会社のマーケティング支援会社に入社。 2016年フードデリバリー企業に転職し、マーケティング部リーダーを勤める。 結婚、出産を経て2022年4月より株式会社ニュースターSEOコンテンツマーケッター 。

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