早期希望退職を受けるべきか
2020.10.29 カテゴリ:転職ノウハウ
※画像はイメージです。
新型コロナウイルス感染拡大による業績悪化などの影響で、多くの企業が経営難に陥っています。企業のコストの多くを占める固定費(人件費)を削減するために、派遣社員の契約を打ち切ったり契約社員の契約を更新しないといった例が既に出始めています。そして、世間を震撼させているのが大手企業の早期希望退職募集のニュースです。10月末時点で早期・希望退職を募集すると発表した上場企業が19年比で2倍となったそうです。
直近ではロイヤルHDで200人、LIXILグループで1200人の募集が行われるなど名の知れた企業でもかなりの人員削減がニュースとなっています。
大手企業に勤めている方で、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている業界の方はこれらのニュースが他人ごとではないかもしれません。
もし自分の勤める会社が早期希望退職を募集した場合、応募するでしょうか。
そこで今回は早期希望退職を募集している企業に対して「受け入れるべきか」悩んでいる方もしくは不安に思っている方向けに、転職市場の状況をご紹介します。
早期希望退職を受け入れるべきか
まず回答から申し上げると、ご自身の経験に依ります。
答えになっていないかもしれませんが、これが全てなのです。
近年売り手市場だった転職市場は、新型コロナウイルス感染拡大により完全に買い手市場にシフトしました。
以前は経験が少ない方でもポテンシャル採用として比較的決まりやすい状況にありましたが、現在は教育にコストをかける余裕がない企業が多いため即戦力を募集します。
そのため、即戦力として貢献ができる経験があるか否かに大きく左右されるのです。
また経験だけでなく考慮しなければならないのが、ご経験のある業界や職種です。
例えば接客のプロフェッショナルとして接客を長年経験してこられた方でも、今の接触をなるだけ避ける社会状況においてはその力を十分に発揮できないかもしれません。
もちろん接客の経験を活かし、WEB接客・オンライン接客にシフトすることができればその経験を買われることはあるでしょう。ただしオンラインやITに対して苦手意識がある方は難しいかもしれません。
希望退職は多くの企業で40代以上など年齢層が高めに設定されている場合が多いです。その年代の方はどのような職種業界においてもある程度のビジネス上の基本スキルは最低限求められます。特にこれからはIT関連事業以外の転職が厳しくなることが予想されますので、それらに苦手意識を持っている場合、積極的に早期希望退職を受け入れても次の就職先がなかなか見つからないということになりかねません。
自分を客観視してみる
希望退職募集の通知は、きっと多くの人に衝撃を持って受け止められる事柄でしょう。退職金がもらえることもあり「何とかなるかもしれない」「半年以内には新しい職に転職できるだろう」と楽観的な考えに傾いてしまう人も多いようです。
しかし現実は甘くはありません。不確実な未来は、精神にも大きな影響を与えます。職が決まらないというストレスを抱え、その後の転職活動に躓かないためにもまずは自分のことを客観的に見てみることをお勧めします。
とはいえ普段経験しない人生における大きな出来事のため、冷静に判断できる方は少ないかもしれません。そういう場合はまず転職エージェントに登録してみることをおすすめします。
転職エージェントは転職のプロです。転職のプロにあなたの市場価値を判断してもらったり、実際に転職できる(転職を紹介してもらえる)企業を知ることができます。
決断を下す前に、まずは自分の市場価値を知るという行動をとってみてはいかがでしょうか。自分の市場価値を知り、転職の可能性を探ってみてから決断を下すことができれば、見通しも立てやすくまた転職活動の自信にもつながるかもしれません。
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