不況下での転職活動の効率的な進め方
2020.8.26 カテゴリ:転職ノウハウ
※画像はイメージです。
不況下での転職活動は、とても厳しい状況になることも珍しくありません。
場合によってはいったん転職活動を控え、時期を見てからゆっくり転職を考えることが必要になることもあります。
しかし、そうは言っても「どうしても今転職したい」という事情があるときもありますし、様子をうかがってばかりではいつまで経っても転職成功にはつながらないのも事実です。
そこで今回は、不況下での転職活動の効率的な進め方を解説していきます。
ポイントを押さえて、不景気でも確実に転職を成功させていきましょう。
不況下での転職活動は難しい? 通常時と違うところは?
よく「不況下での転職活動は難しい」と言われがちですが、まずはその理由と通常時と違うところや注意点を整理してみましょう。
不況下、企業は中途採用を一時的にやめることが多い
不況の時期、企業は採用に対して消極的になります。特に中小企業は大手企業ほど資金力がないため、不景気の間は新卒・中途の採用を見送ることがよくあります。
そのため不況下の転職活動は、多くの企業が人件費を削減しようとするからこそ、エントリーの選択肢が狭まりやすいという特徴があります。
求人情報を見ても、なかなか条件の良い情報を見つけられないことは多いです。
不況下では未経験の業界に挑戦しづらくなる
不況下では企業はなるべく採用コストを削減しようとします。
しかし企業も本音を言えば、不景気とはいえ、優秀な人材はいつだって欲しいもの。むしろこの不況の折りに会社を救ってくれるような即戦力的な人材は、積極的に採用したいところでしょう。
つまりこれは裏を返せば、不況下では通常時よりも未経験の業界には挑戦しづらくなるということです。不況下では企業も新入社員の採用にはかなり慎重になり、確かな即戦力となるような人材を求めます。そのためエントリー自体はできるものの、不況下では未経験の業界に対する転職活動は成功しづらくなるという特徴があります。
もちろん、経験があり人手不足の業界では転職が可能なことは間違いありませんが、通常時よりも厳しいという認識はお持ちの上で転職活動に臨むべきでしょう。
不況下での転職活動を効率的に進める3つのポイント
不況下で転職活動を進めていくなら、不況ゆえに通常とは違うことを理解したうえでの立ち回りが必要になってきます。
不況下での転職活動を効率的に進めるポイントを見ていきましょう。
経験を活かせる業界に絞って応募する
前述のとおり、自分自身の経験を活かせる業界の方が不況下では内定を勝ち取りやすくなります。
現在身を置いている業界が「どうしても向いてない」という事情がないのであれば、同じ業界を狙って転職することをまずは検討しましょう。
人手不足になりやすい業界を狙う
不況下での転職活動を効率的に進めていくなら、景気の動向に関わらず新人の採用に積極的な業界を選ぶのも一つの手です。つまり、常に人手不足に陥っている業界を狙うということです。
医療、介護、建築、運送、流通、ITなどは不況下においても必要な産業として採用が活発となっている場合が多くあります。
特に通販企業に関する企業は、リアルな買い物からオンライン通販への移行がこのコロナ禍で大きく進み今後も成長が大きく見込まれています。そのため、今後成長業界へ転職したいという方は通販業界がおすすめです。
転職エージェントに相談し、狙い目の業界・企業を知る
不況下での転職活動を効率的に進めていくなら、転職エージェントの積極的な利用をお勧めします。転職エージェントは転職のプロなので、不況下ではどんな業界・企業が狙い目なのか、的確にアドバイスしてくれます。不況下では大量採用を行っていた企業が急に採用を停止したり、人気の職種や採用情報は未公開案件として転職エージェントで情報が止まっている場合もあります。優良企業への転職を成功させるためにも、通販エージェントの利用がおすすめです。
まとめ
不況下での転職活動は、人によってはかなり難航しがちになります。それは主に、企業も人件費を削減するからこそ、採用の枠を減らしたり採用基準をより厳しくしたりする傾向にあるためです。
そのため不況下での転職活動を効率的に進めていくなら、応募するべき業界をしっかり見極めることや転職のプロにアドバイスを求めることなどが重要になってきます。より効率的な方法を見つけて、不況という壁をクリアしていきましょう。