意外にも、選考に大きく影響する「転職理由」①

2024.10.8  カテゴリ:転職ノウハウ

当社の面談にて、求職者の方から「転職理由」をお聞きすると、

「役員と方針が合わない」「職場の人の退職が続いて不安」「会社の業績が悪く、雇用が不安定」

など、それぞれの方の困りごとをよくお話をうかがいます。

しかし、軽く考えがちなこの「転職理由」が、実は中途採用の選考では、書類選考、面接でのジャッジにとても大きく影響していることはご存知でしょうか?

企業からの選考結果の理由として、

「転職理由がネガティブ」「なぜ辞めたいか不明瞭」「転職回数が多いが、その転職理由が筋が通っていない」など、

履歴書、職務経歴書のスキル、経験面では合格であっても、そこに記載されている「転職理由」が理由で不合格になることがとても多いのです。

とは言え、選考通過するために虚偽の転職理由を伝えることは出来ません。そのようなことをしても入社後にミスマッチが発生してしまうので、賢明とは言えません。

「転職理由」こそ、実は深く考えて企業に伝えねばならない大事な選考の要素です。

今回は求職者の方の状況によって対策も異なるので、ケース毎にお伝えしていきます。

ケース1「会社の業績が不安定、今後を考えて転職したい」

 事例:アパレルのECサイトの運営に加えて、代理店販売のサイトの運営も手掛ける30代Aさん。 

円安の影響を受け、仕入れ原価が利益を圧迫して賞与も支給がままならない状況。このまま現職に長くいることが難しいと考えて転職を考え活動を始めました。

「転職理由」が会社の業績不振であれば、不可抗力で起こっている事象なので仕方ないと思われるかと思う求職者の方は多いと思います。

「転職理由」として現職の業績不振を伝えるという判断もありますが、企業の人事から見ると「他に自分で行動できることは無かったのか」という視点もあるのです。

当社では、面談の中でAさんが業績不振の今の会社でも、諦めずに取り組んだ業務に着目しました。

仕入れ原価が高騰しているが、卸先を開拓したり、営業に同行するなどの在庫を減らすために、ECサイトに頼るだけでなく他の業務にも着手されていました。

そのAさんの行動に着目し、業績不振の現状では、ECサイト業務以外にも販売先開拓などの業務も率先して行ってきた行動力もある。

しかし、今後はECサイト業務に集中し、スキルを身に着けていきたいという「転職理由」で応募していくことにしました。

「転職理由」は、自分では理屈が通っていると思えても、企業側の視点で見ると不合格の原因になってしまうケースが実は多くあります。

このように、ご自身だけでは判断が難しい志望理由、転職理由なども一緒にコンサルタントが分析して考えていきます。

EC業務関連の転職で迷ったら、是非お気軽にご相談下さい。

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監修者
寺田 勝人
【プロフィール】 1998年同志社大学法学部卒業後、リクルート入社。8年間、人材紹介事業に従事。6年はITベンチャーへの人材紹介、2年はエグゼクティブサーチを担当。クライアントであった出前館に営業責任者として転職。執行役員として在籍時に上場を経験。2010年の独立。2012年よりec通販業界専門の人材紹介事業をスタート。ec、通販業界の転職支援を専門に行っており、ec、通販業界でのキャリアアップ支援、転職支援について多数の実績あり。 【URL】 https://newstar.jp/
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この記事の担当
遠山 あずみ
株式会社ニュースター
キャリアコンサルタント
学習院大学経済学部卒業後、政府系金融機関に新卒で入行。 2003年より現リクルートキャリア(旧リクルートエイブリック)及びリクルートにて、製造業関連の人材紹介業に従事。 その後、人事部にて教育、採用、また営業企画等を経験し2010年に独立。若手から管理職まで、様々な年代・職種の転職サポート実績が多数。 現在は株式会社ニュースターにて、EC・通販業界での転職希望者のサポートを行っています。

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