転職で「ジョブ型雇用」を選択するメリット・デメリット

2020.10.1  カテゴリ:転職ノウハウ

※画像はイメージです。

コロナで日本の採用活動も変化してきています。最近よく聞く「ジョブ型雇用」。主に欧米で主流となっている雇用形態ですが、コロナ禍においては企業や実力のある個人にとってメリットの大きいジョブ型雇用を選択する企業が増えてきました。
大手企業では日立製作所、富士通、KDDI、三菱ケミカル、NEC、資生堂などで既に導入がスタートしています。

ジョブ型雇用を選択して転職するなら、どんな雇用方法なのか正しく理解したうえでメリットとデメリットもあわせて知っておく必要があります。

「ジョブ型雇用」は採用後のキャリアに関わるため、選ぶべきかは慎重に考える必要があります。そこで今回は、転職でジョブ型雇用を選択するメリットとデメリットを解説していきます。

ジョブ型雇用とは

近年「ジョブ型雇用」という言葉をよく見かけます。「今さら聞けない……」と困っている人も多いかもしれません。

「ジョブ型雇用」とは、その人が従事する職務をあらかじめ特定したうえで雇用する方法のことをいいます。
例えば、営業、経理、WEBデザイナー、ドライバーといったようにポジションや職務をあらかじめ決めて、企業は転職者を採用します。

ちなみに「ジョブ型雇用」とよく比較される雇用タイプとして「メンバーシップ型雇用」というものがあります。
メンバーシップ型雇用とは一括で人材を募集し、その後の研修を経てそれぞれの配属を決めるといったかたちの雇用方法です。新卒採用ではよく見られる雇用方法になります。

ジョブ型雇用の場合、より専門的で即戦力となる人材を採用できるという特徴があります。そのため新卒採用に対して転職者を対象とした中途採用では、ジョブ型雇用が多く見られます。

転職でジョブ型雇用を選択するメリット

ではここからは「ジョブ型雇用」を転職の際に選択するメリットを考えてみましょう。

経験やスキルを活かして働ける

「ジョブ型雇用」はより専門的なスキル、経験、知識を持った人を対象とした雇用になります。そのため自分自身が持つ経験やスキルを活かして転職するなら、非常にチャンスにあふれているといえるでしょう。
実力次第では即戦力として大きく期待されるため、高待遇での転職を成功させられる可能性もあります。

採用前から担当する仕事内容がはっきりしている

採用前からどのような仕事をするのかはっきりしているのもメリットの一つです。
「メンバーシップ型雇用」と違って後からポジションが決まるわけではないため、自分がやりたい仕事を選んで転職でき、入社後のミスマッチも起こりづらくなります。

実力を正当に評価してもらえる

「ジョブ型雇用」は、本人の実力をより重視した雇用といえます。実力次第では年齢関係なくキャリアを積み、給料アップや出世につなげていくことが可能となります。
実力を正当に評価してもらいやすくなるため、評価の面で不満を感じづらくなります。

転職でジョブ型雇用を選択するデメリット

では今度は「ジョブ型雇用」を転職の際に選択するデメリットを整理してみましょう。

実務経験なしでは採用されにくい

ジョブ型雇用の場合、その分野におけるスペシャリストを企業は求めています。
そのため実務経験や高い実力と成果などがなければ、採用を勝ち取りにくいというデメリットがあります。実力を持った人には有利に働く雇用方法ですが、転職の際にアピールポイントとなるものが少ない人にとっては、選択肢が限定されて不利になります。

実力に見合った成果が求められる

ジョブ型雇用で入社すれば、当然、実力に見合った成果が求められます。
即戦力として期待もされているでしょうから、転職後に業務で必要なことは自ら率先して学んでいく必要があります。高水準の待遇が約束されている場合も多いため「成果を出さなければいけない」というプレッシャーが常につきまといます。

会社にとって需要がなくなれば解雇となる可能性も

ジョブ型雇用は特定の職務のスペシャリストと限定して雇用を行うため、会社の中での需要いかんでは、将来的に仕事を与えてもらえなくなる可能性があります。
例えば、その分野が事業縮小となったり完全に廃業となったりした場合は解雇の対象となる場合もあるということです。

まとめ

ジョブ型雇用は自分の経験やスキルを活かして転職しやすく、職務が限定的だからこそ実力がある人は高待遇も望める可能性があります。
専門性の高いスキルを持っている人は、ジョブ型雇用を導入している企業への転職はぜひ検討しておきたいところです。
ですが、確かな成果が求められることや会社の中での需要に左右されやすいことなど、デメリットもあります。
専門的知識や技術を持っているのなら、将来的に独立することまで視野に入れつつキャリアを形成したいところです。

WEBマーケティングやCRMの実績がある方で、ご自身の実力に自信のある方はジョブ型での転職を検討すると大幅な年収アップが期待できるかもしれません。もしジョブ型での転職をご希望される場合は無料相談の際にエージェントにご相談ください。

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この記事の担当
寺田 勝人
株式会社ニュースター
代表取締役/EC通販エージェント
新卒でリクルートキャリア入社。リクルートエクゼクティブキャリアを経て出前館に転職。上場及び執行役員を経験。2010年に株式会社ニュースターを設立。2014年よりEC通販業界に特化した転職エージェントをスタート。大手通販、テレビ通販、アパレル、雑貨、家具などのメーカーのEC部門、化粧品・健康食品などの単品リピート通販までEC通販事業を展開する事業会社とEC通販業界でのキャリアを持つ人材のマッチング、採用・転職サポートを専門特化した人材エージェント。

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