アフターコロナでも安定した企業・業種とは
2020.12.27 カテゴリ:転職ノウハウ
※画像はイメージです。
新型コロナウイルスの脅威にさらされた2020年。多くの方にとって困難が多い1年だったことでしょう。
2021年になった今も、その感染拡大は衰えていませんがアメリカやイギリスなどでワクチンの接種が始まり、日本でも2021年4月頃からワクチンの接種開始が始まるなど明るい兆しも見えてきています。
明るい兆しが見え始めてきたコロナウイルスですが、経済はどうでしょうか。
ボーナスの不支給、会社都合による解雇、派遣社員の雇止め、失業率の低下、早期退職者の募集、新卒採用の停止など業界によっては大きな打撃を受けています。
需要が大きく減少した観光や航空業界は特にこの打撃の影響を2020年早々に受けましたが、この影響はじわりじわりと様々な業界へ波及していくと思われます。政府のコロナ支援策により生きながらえた企業、ある程度の内部留保により打撃が少なかった企業も長引くコロナウイルスの影響で2021年以降打撃を受ける可能性が大きいでしょう。
今回はそんな2021年以降のアフターコロナでも安定した企業や業種に転職したいと考える方向けに、どのような業界がおすすめなのかをご紹介します。
仕事に大きな変化をもたらした新型コロナウイルス
2020年の新型コロナウイルスで、世界を取り巻く状況は一変しました。
仕事の面でも大きな変化が出てきています。
打ち合わせは対面からZoom(ズーム)などを利用した非対面のオンラインへ。
リアルの買い物はネットショッピング中心へ。
医療機関での診療も、オンライン診療が中心となりつつある。
このような生活の変化が1年の間に一気に進んだのは、数十年の中で初めてではないでしょうか。
そしてリアルからオンラインに人々の生活の主軸が移るにつれて、人々の仕事にも大きな変化をもたらしています。
アパレル企業では店舗で接客を行う販売員は、店舗営業の縮小に伴い減少していくでしょう。その代わりにオンラインのネットショップや少ない人員でも接客を行うことができるようにオンライン接客やライブコマースなどに参入する企業もあります。
同様に店舗とECを持つ企業では店舗側の人員を削減し、オンラインの人員を強化することは容易に想像つきます。
アパレルの知識やノウハウを持っている、という点では共通しますが、求められる経験や業務内容は全く異なります。
アフターコロナで安定した業種・職種とは
何をもって安定した業種・職種とするかは難しいですが、今回はアフターコロナでも需要があり人手不足が想定される業種・職種と定義してご紹介したいと思います。
まずは安定した業種として通販業界/EC業界が考えられます。
リアルからオンラインが主流となった今、オンライン需要は今後減少する可能性が非常に少ない業界です。
受発注の対応や商品登録などのネットショップ運営担当、アクセスデータを元にサイトや広告の改善を実施するデータアナリスト、WEB広告担当などECサイトの担当者は非常に重要となります。
通販業界はこれからもしばらく成長が見込める業界です。安定した業種や職種に就きたいと考えている方は選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。ただし、ウィズコロナ真っただ中の現在は多くの企業が教育に力を入れることができにくいため経験者採用が主流となっています。
アフターコロナで安定した企業とは
ECサイトを扱う企業のすべてが、安定した企業といえるわけでもないかもしれません。
EC企業の中でも、利益構造が大きく分けて2つに分かれます。1つは自社の開発した商品を直接販売するメーカー企業です。メーカー企業の場合利益率が高いため、経営は安定しやすいです。逆に型番商品のように他社の商品を仕入れて販売する商社型企業では、利益率が高くありません。また1商材に時間をかけるのではなく、効率性とスピードが求められるのでじっくり仕事をしたい人には向かないかもしれません。
少ない商材を売るためのPDCAをじっくり回していきたいか、スピード感を持ってECを運営したいかなど自分に合ったEC企業を選びましょう。年収アップやキャリアアップを狙うならメーカー企業をおすすめいたします。
また上場している企業では、財務状況やIRで経営方針を確認することができますが中小企業の場合は開示していることが少ないので確認が難しいかもしれません。
企業の実態や経営の安定性などは、個人で調べるのが難しいでしょう。そういった企業情報は転職エージェントに任せましょう。通販人材エージェントでは、通販企業に特化しており、企業ごとの事情に精通しています。
そのため、求人票には乗らない社風や経営安定性なども把握し、求職者の方にお伝えすることができます。
転職エージェントを活用して、安定した業種・企業への転職を成功させましょう。