コロナ禍でキャリアアップ転職を実現するためには
2020.9.3 カテゴリ:転職ノウハウ
※画像はイメージです。
何を達成できたら「キャリアアップ」と言えるか
多くの方が転職をとおして実現したいこととして掲げるのが「キャリアアップ」です。
現在の職場ではこれ以上のキャリアアップを見込めず、新しい環境に希望を見出して移ろうとする方が多くいらっしゃいます。この「キャリアアップ」とは何を指して、何を達成したときに成功と言えるのかは人それぞれ違います。
例えば、収入アップをキャリアアップと言う方もいれば、役職者として招かれ、地位と名誉を手に入れることを求めている方もいます。または単純に中小企業から大手企業へ転職をすることをキャリアアップと考えている方もいらっしゃいます。
今回はこの「キャリアアップ」を実現する転職のコツをお話しできればと思います。しかし、転職に求めているものがそれぞれ違う以上、企業から求められているスキルやマインドもそれぞれ違います。
ですので「前提としての考え方やマインドセット」「事前に準備をしておくべきこと」をいくつかご紹介します。ぜひ、参考にしてください。
何のためにキャリアアップをしたいのか
いきなり結論から入っていきますが、これがキャリア形成をする上で一番大切なことであると私は考えています。それが「何のためにキャリアアップをしたいのか」ということであり、同時に「何のために仕事をするのか」ということです。
学校を卒業して新卒として社会に出た頃は、ただ毎日の業務をこなすことに精一杯で、なかなか未来のことにまで目を向けられる方は多くありません。そして、何年かの経験を積んでいく中で「自分は将来こうなりたい」という考えを持つようになり、それが「キャリアアップとしての転職をしたい」という動機に繋がります。
この場合の転職はあなたの未来を実現するための方法であり、あなた自身の理想を叶えるためにキャリアアップを目指します。
収入を上げたいのであればその先に何があるのか、地位や名誉を手に入れたいのはなぜか、必ず目標を立ててから転職に向けた動きをすることがキャリアアップを目指す転職において最も大切なことになります。
「何のために」という部分を明確化することが転職活動における大きなメリットがあります。「何のために」を明確化することで、転職において重視するポイントを順位化できます。
多くの方は、転職を通して様々な問題を整理・改善して、より良いキャリアを築いていきたいと考えています。ですが、残念ながら全ての希望や理想を実現できる職場は滅多にないのが現実です。
そこで転職において「何を重視するか」を明確化することによって、条件の取捨選択ができるようになります。すべての条件を満たせる会社という限定的な条件で転職活動をされる方の転職は、実際に失敗に終わる傾向が強いです。
キャリアアップできる転職をするために準備すべきこと
大切なことはこれまでのあなたの実績をしっかりと可視化し、市場における自分の価値を知ることです。
営業職であれば「これまでに売り上げた実績となる数字」、人事職であれば「どれだけの人数の採用に携わってきたのか」など、採用する側の企業にとってあなたを採用することによるメリットをしっかりと伝えられるようにしましょう。
仕事をする上での人間性や職場に馴染むことができるかどうかなどももちろん大切ですが、中途採用の現場において一番評価をされやすいのは、やはり実績です。
長年勤めていれば過去の実績数字を思い出すのは大変かもしれませんが、わかる範囲で思い出しておくことが大切です。
そして、もう一つがあなた自身の市場における価値をしっかりと知るということです。自分のことを過大評価していれば就業先は決定しませんし、過小評価していればそれはキャリアアップに繋がりません。
自分の持っているスキルが果たしてどれくらい通用して、どの会社が欲してくれるのかをしっかりとリサーチをし、転職活動をすることも大切なのではないでしょうか。
まとめ
会社における数年後、数十年後の姿を表したものを「ロードマップ」と言います。
働き方が多様化し、個人で仕事をする方も増えている現代社会において、このロードマップを個人でも持っておくことは非常に大切なことです。
「キャリアアップをしたいけど、どういう会社が良いのかわからない」という方は、まずはそれを作成してみるのも一つの手かもしれません。