【後編:第1/5話】“就活マニア”が伝授!EC通販業界における、アブナイ会社の見分け方

2022.1.12  カテゴリ:社員ブログ

※画像はイメージです。

著者プロフィール画像
この記事の担当
川井 香織
株式会社ニュースター
キャリアアドバイザー/国家資格キャリアコンサルタント

EC・通販業界に特化し「いい転職ができる」「求めていた人材が獲得できる」と業界内では知る人ぞ知る人材紹介のプロフェッショナル、弊社代表の寺田勝人。次々に転職を成功させる裏側にはどんな秘密があるのか——。探っていくとそこには、就活マニアの寺田さんにしかなし得ない、独自の情報収集と企業分析がありました。

寺田 勝人(てらだ まさと)/代表取締役・キャリアコンサルタント
1974年 、大阪生まれ。同志社大学法学部法律学科卒業後に入社した(株)社リクルートエイブリック(現リクルートキャリア)では、上場を目指すITベンチャー企業を中心に、BtoB、BtoC問わず幅広い業界で人材紹介を行い、その後向かったグループ企業の(株)リクルートエックスでは、エグゼクティブ領域を専門に、経営ボード人材の紹介を担当。リクルートグループ在籍時には、計名以上の人材紹介を実現。
2006年、出前館を運営する夢の街創造委員会株式会社(現株式会社出前館)に入社し、執行役員としてヘラクレス上場を経験したのち、2010年に独立。株式会社ニュースターを創業。これまでの経験を活かし、現在、EC・通販業界に特化した転職をサポートしている。

どの企業にもある“裏”事情

——ホームページには、「大量採用案件よりも個別事情に詳しい」と書かれていますが、これってどういうことでしょうか?

以前お話ししたように、通販と一言でいっても本当に幅広いんです。

テレビ通販なのか、WEB通販なのか。
扱うものが、アパレル商品なのか、化粧品なのか。
単発販売なのか定期販売なのか…。

チャネルはどこか、何を扱うのか、売り方はどうかが異なれば、求められる役割もやる仕事も全然違ってきます。

たとえば、同じ化粧品を扱う会社でも、いろんなブランドを扱っている総合販売サイトを運営する会社に転職するか、単品リピート通販の会社に転職するかで、仕事が異なるというのは、イメージできますよね。

——確かに、仕事内容もキャリアも変わってきそうですね。

さらにもう少し踏み込んでいくと、「課題解決を本気でしたい」と思って商品を販売しているのか、言い方が悪いですが、通販を「金のなる木」とみて売り上げやマーケティング視点でやってるのか、社内の事業部の立ち位置がどうなのかとか…。
それぞれの事情によって、間違いなく社内の雰囲気とかも違うし、評価される人も違うし、その会社に合う人も変わってくるじゃないですか。

もうそこまでいくと、ウラ事情に近い部分もありますね(笑)

——たしかにそれは「個別事情」だらけ…!

ただ残念なことに、これらすべてが大手の転職サービスでは、「通販業界」って一括りなんですよ。
どうしても彼らはマッチング数が評価基準のひとつだし、ある程度機械的にマッチングさせないと人数も捌ききれないから仕方ないです。

でも候補者は、粒度の荒い選択肢の中から、自分で自分が求める会社を選ばなきゃいけない。
ある程度の選定まではエージェントが手伝ってくれたとしても、その先にある会社の事情までは、普通は分かりませんよ。

——「大量採用案件よりも個別事情に詳しい」とは、そういうことなんですね。

 

成長しているのにアブナイ会社

——その詳しさは、通販飲み会があるからこそですか?

そういうところでしか知り得ない、生の鮮度の高い情報を聞けていると言うのもありますが、それだけじゃないですね。

だって僕、もともと就活マニアじゃないですか。
だから、企業のことは気になってどんどん調べちゃうんです。もう趣味みたいなもんですよね(笑)

——さすがです(笑)
候補者からすると難しいと思うのは、出ている情報の正誤判断です。先程の話でいえば、課題解決をしようとしている会社に「見せる」のは可能だと思っていて…

もちろん、いくらでも見かけは繕えるし、その会社に入ってみなきゃわかんないこともたくさんありますよ。
でも、見るところを見れば、わかることもあるんです。

例えば、社長の過去の経歴を見た時に、マーケティング畑出身の人だったら、マーケティング視点から自分のテクニックを試すために通販をやっている可能性が高いなって推測することもできますよね。
そうやって仮説を立てて、調べる事は可能です。

——なるほど!他にもどんなことを調べたりチェックしたりするんですか?

通販業界のことは日常的に情報収集していますから、一概にこれとは言えませんが…たとえば、とある企業が社員40人で上場するのに役員が6人もいるな、何かおかしいぞ?とかね。

これまでの自身の経験をもとに情報を細かく見ていくと、気づくことが必ずあります。

あとは、売上高とか伸び率を見た時に、一見、成長しているように見えてアブナイ会社って結構あるんですよ。だから、売り上げだけを見ない方がいいですね。

——通販業界特有のカラクリみたいなものがあるんですか?

たとえば、単品リピート通販で売上をあげるなら、方程式があるんです。

1,000万円の広告費をかければ1,000人の新規顧客獲得、2,000万円かければ2,000人、3,000万円かければ3,000人…。
そういう方程式があるので、そりゃぁ、無理矢理にでも広告費を突っ込めば、短期的に売上をあげることは難しいことじゃないんです。

でも、考えてみてください。
無理矢理お客さんを獲得したって、継続率は絶対に良くない。中長期的には業績悪化する可能性が高い。

だから企業を見るときは、短期的じゃなくて中長期的に見ていかないとダメなんです。
いくら直近の成長率が良かったり、出資を受けていたり、株価が上がったりしていても、LTV(ライフタイムバリュー)が ジリ貧状態だったら、やばい。

そういう企業の本当の姿みたいなところは、経営者や詳しい方はわかるけれど、そういう部分を勉強した方でないと判断はしにくいところですね。

アナログで細やかなマッチングを

——企業選びが難しいからこそ、寺田さんがいてくれるわけですね。

そうですね。
僕が言いたいのは、マーケティング視点の会社が悪いとかそういう短絡的なことではないんです。会社にはそれぞれの個別事情があって、それを知った上でマッチングするかしないかの判断が、その転職が候補者にとって良いものになるのか、企業にとって成長につながるものになるかの別れ道になるってことなんですよ。

もし候補者の方が通販テクニックをたくさん学んできた方で、KPI設定や分析などの領域をもっと極めていきたいと考えているんだったら、マーケティング視点の会社に行った方がいい。
そうではなくて、自分が化粧品が好きで、過去に肌トラブルで悩んだことがあったけどそれのサポートをしたいみたいな人だったら、思いを同じくする会社に行った方が、絶対に双方にとって幸せなことなので。

だから、僕は単に「通販」で一括りにするんじゃなくて、
化粧品の通販ですね。
その中でも、リピート通販ですね。
価格帯はいくらくらいのものを扱ってきたんですね。
このシステムを使って、広告運用してたんですね。
というように、企業側に対しても候補者側に対しても、めちゃくちゃ細かく把握したいんです。

次回は、「転職成功の秘密と業界の裏側事情」についてお届けします。

著者プロフィール画像
この記事の担当
川井 香織
株式会社ニュースター
キャリアアドバイザー/国家資格キャリアコンサルタント
国家資格キャリアコンサルタント/チャイルドカウンセラー/家族療法カウンセラー EC業界での経験を活かし、EC業界に特化したキャリコンを目指しています。また、不登校の子どもに寄り添う支援もしております。

転職サポートに登録


カテゴリから求人を探す
Search from category


EC&通販業界に精通したAgentが、
あなたに最適な求人を探します。

EC&通販業界のキャリアを活かせる案件のみご紹介。
業界内での市場価値も分かります。今すぐ転職、いつかは転職。

業界内での市場価値を知りたい方もまずは、無料でご相談ください。

転職アドバイスを受ける

今すぐ無料相談

EC&通販業界のキャリアを活かせる案件のみご紹介!お気軽にご相談下さい。

転職サポートに登録