【前編:第4/6話】エリートサラリーマンから現場の泥臭さへ。華々しいイメージとは裏腹な地道な仕事での教訓

2021.12.14  カテゴリ:社員ブログ

※画像はイメージです。

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この記事の担当
川井 香織
株式会社ニュースター
キャリアアドバイザー/国家資格キャリアコンサルタント

EC・通販業界に特化し「いい転職ができる」「求めていた人材が獲得できる」と業界内では知る人ぞ知る人材紹介のプロフェッショナル、弊社代表の寺田勝人。エリートサラリーマンの生活を捨て、次に選んだ職場とは。そして、彼を待ち受けていた苦労とは——。

寺田 勝人(てらだ まさと)/代表取締役・キャリアコンサルタント

1974年 、大阪生まれ。同志社大学法学部法律学科卒業後に入社した(株)社リクルートエイブリック(現リクルートキャリア)では、上場を目指すITベンチャー企業を中心に、BtoB、BtoC問わず幅広い業界で人材紹介を行い、その後向かったグループ企業の(株)リクルートエックスでは、エグゼクティブ領域を専門に、経営ボード人材の紹介を担当。リクルートグループ在籍時には、計名以上の人材紹介を実現。
2006年、出前館を運営する夢の街創造委員会株式会社(現株式会社出前館)に入社し、執行役員としてヘラクレス上場を経験したのち、2010年に独立。株式会社ニュースターを創業。これまでの経験を活かし、現在、EC・通販業界に特化した転職をサポートしている。

 

前回の記事はこちら↓↓↓

【前編:第3/6話】3年目の天狗からのバブル崩壊。企業マニアになり”本当の人材紹介”を知る

 

転職先は大赤字

——エグゼクティブマッチングをしている頃に、どんな出会いがあったんですか?

現在の「出前館」を運営する、夢の街創造委員会株式会社で副社長をつとめることになる、元アクセンチュアのコンサルタントとの出会いです。

彼はアクセンチュアにいた際、本格ナポリピッツァ・イタリアンが楽しめる「SALVATORE CUOMO​(サルヴァトーレ・クオモ)」を立ち上げた一人だったんですよ。
「サルヴァトーレのメニューをデリバリーしたら売れるのではないか?」という話から出前館の代表と彼が出会い、その後、アクセンチュアを辞めて資本も入れ参画したようです。

——その狙い通り、サルヴァトーレはデリバリーで本格的ピッツァが食べられると、大人気店になりましたよね。

今では有名店ですよね。そんな敏腕で優秀な人材を当時の社長は見逃さなかった。
そうして彼が出前館の副社長になり、その副社長に誘われて入社したのが私です。

——なぜ転職しようと決意したんですか?

同年代のハイキャリア人材、CXOマッチングの仕事をしていたので、自分も同じようなキャリアに興味が出てきたんですよ。ベンチャーで一旗揚げたいなみたいに心のどこかで思っていたところに友人との縁があり、出前館に転職することにしました。

——どのような役割で入社されたのですか?

東京支社長兼、営業部長です。

当時の出前館は、出店店舗数をとにかく増やしたいフェーズでした。
個人で経営されている蕎麦屋さんや中華屋さんももちろん大事なんですか、それだけでは店舗数を増やすのが大変です。そうなれば必然的に店舗数を多く抱える、ピザーラ、ピザハット、ドミノピザなどのデリバリー大手を押さえる必要があったんです。

大手ということは社長を口説かなきゃいけないわけですが、人には相性があるじゃないですか。
元アクセンチュアの副社長は戦略を立てるのが超うまいし、話も面白い。いわゆる絵を描くのはすごく上手くて超ロジカルなタイプでしたが、やっぱり合う合わないがある。
副社長でダメで、社長でもダメだった時、まとまらない案件を僕がやる、みたいな(笑)そんな役割で、大赤字の出前館にいくことになりました。

泥臭い現場で迎えたヘラクレス上場

——え!?大赤字だったんですか?

そうそう、会社は1億円の大赤字ですよ。肩書きは、執行役員だし東京支社長ですが、社員数は、2006年当時はまだ50人程度。華々しいイメージとは真逆の、どベンチャーです。

——リクルート時代とは全く違う環境ですね。

そうですね。リクルートとのギャップがすごかったのを覚えています。

周りを見渡せば、リクルートは大卒、しかも早稲田に慶応に…なんて有名大学卒業者ばかり。みんなスーツを着てビシッとキメていました。それにコミュニケーション能力が高い人がほとんどでした。
一方で2社目は、茶髪に金髪があたりまえ。当時は社内に20席のコールセンターがあったんですが、それはもう、まったく違う雰囲気でしたね。

社内だけではなくて、お客さんもリクルート時代とは全く違いましたよ。
飲食店、中でも出前を提供する店で働く人は、バイク好きだから働いている人も多かったですね。
人と喋るのが苦手かつバイク好きな荒くれ者みたいな人が結構集まっていて。

すごい面白いのが、出前バイクの左側は、だいたい傷んでるの(笑)

——左側、なんでですか?

バイク好きだから、バイクの斜角高めにコーナリングしちゃうので、左側がけずれちゃうんですよ!いまはその対策として、左側が痛みにくいバイクが導入されています。

——(笑)

ちょっと話がそれちゃいましたが、これまでとは違うタイプのメンバーのマネジメントには、ものすごく苦労しました。日報ひとつ書いてもらうのも大変で、依頼してもなかなか書いてもらえなかったり、書いてもらったと思えば嘘が書かれたりすることなんてしょっちゅう。
「社長、寺田さんっていう新しい人偉そうです」みたいなこと言われて、入ったばかりの頃から辞める時まで苦労しっぱなしでした。

在籍時にヘラクレス上場を経験していますから、その言葉だけを切り取ると華々しく見えますが、現場で泥臭い営業活動とマネジメントの日々でしたね。

得たものは、小さな会社と現場感の経験値

——上場という華々しさではなく、出前館での寺田さんの思い出は、そうではない部分の方が多いのですね。

そうですね。「上場!カッコいい!」と世間一般的には思われるかもしれませんが、それと実情はかけ離れているし、毎日必死でした。
確かに貴重な経験ではありましたが、それよりも小さな会社と現場感の経験値を得たことが、僕にとっての何よりの収穫です。

リクルートという大企業での経験だけではなく、小さな会社や、上場を目指す企業の本当の姿、現場の大変さというものを、中から知れたこと。そして、業種が違うことで生じる常識の違いや、働く人と働き方の違いを、知識レベルではなく実体験レベルで知れたこと。
これは間違いなく、今に生きています。

 

次回は、「独立とニュースター設立まで」のお話をお届けします。

 

次回の記事はこちら↓↓↓

【前編:第5/6話】何も考えず ”とりあえず10年” の節目で独立!行き当たりばったりの人生における成功法則

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川井 香織
株式会社ニュースター
キャリアアドバイザー/国家資格キャリアコンサルタント
国家資格キャリアコンサルタント/チャイルドカウンセラー/家族療法カウンセラー EC業界での経験を活かし、EC業界に特化したキャリコンを目指しています。また、不登校の子どもに寄り添う支援もしております。

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