【前編:第3/6話】3年目の天狗からのバブル崩壊。企業マニアになり”本当の人材紹介”を知る

2021.12.10  カテゴリ:社員ブログ

※画像はイメージです。

著者プロフィール画像
この記事の担当
川井 香織
株式会社ニュースター
キャリアアドバイザー/国家資格キャリアコンサルタント

EC・通販業界に特化し「いい転職ができる」「求めていた人材が獲得できる」と業界内では知る人ぞ知る人材紹介のプロフェッショナル、弊社代表の寺田勝人。華々しい急成長ベンチャーを担当し、1000名のマッチングを実現するも「これじゃない感」が拭えなかったそうです。

寺田 勝人(てらだ まさと)/代表取締役・キャリアコンサルタント

1974年 、大阪生まれ。同志社大学法学部法律学科卒業後に入社した(株)社リクルートエイブリック(現リクルートキャリア)では、上場を目指すITベンチャー企業を中心に、BtoB、BtoC問わず幅広い業界で人材紹介を行い、その後向かったグループ企業の(株)リクルートエックスでは、エグゼクティブ領域を専門に、経営ボード人材の紹介を担当。リクルートグループ在籍時には、計名以上の人材紹介を実現。
2006年、出前館を運営する夢の街創造委員会株式会社(現株式会社出前館)に入社し、執行役員としてヘラクレス上場を経験したのち、2010年に独立。株式会社ニュースターを創業。これまでの経験を活かし、現在、EC・通販業界に特化した転職をサポートしている。

 

前回の記事はこちら↓↓↓

【前編:第2/6話】アポは取りまくるのに受注ゼロ。「辞めてくれ」と言われてからの大逆転

 

ITバブル崩壊とともに成績も暴落、形勢大逆転

——1年目を挽回するように、ITバブルの追い風を受け2年目は大活躍されたんですね。

あの時期は、完全に調子に乗ってましたね。何もしなくても、自然と売り上げが立つ状況でした。

よく「入社3年目の天狗」って言うじゃないですか。僕はその典型例でしたね(笑)
当時付き合っていた後輩の彼女に「お前な、担当者を握らないとダメだよ」なんて偉そうにアドバイスしちゃっていましたから。

僕は絶好調なIT業界を担当、片や彼女は不況だった不動産業界の担当でした。彼女は思うように成績が上がらなくて、土日出勤もして懸命にがんばっていましたが、その一方で僕は、ほとんどなにもせず大好きな洋楽のCDとDVD三昧。

でもそんな栄光、長くは続きませんよ。

——何かあったんですか?

2000年に起きた、ITバブルの崩壊です。

ITバブルの追い風を受け、サイバーエージェントは創業わずか2年目に東証マザーズに株式上場を果たしましたよね。藤田社長は当時、史上最年少の株式上場として注目を浴び、インターネットベンチャーの成功者として騒がれました。そのくらいイケイケだったIT業界でしたが、すぐにITバブルが崩壊して、IT関連企業の株価は一様に大暴落したんですよ。

サイバーエージェント含め、その渦中にいるIT関連ベンチャー企業の採用はすべてストップ。むしろ人員削減の方向に向かいました。

IT業界が大不況になり、僕は3年目にして売上げゼロに逆戻り。周りの反応が一気に冷たくなりました。

そうしているうちに次は何が起こったかというと、不動産リートの登場です。

不動産業界の景気がよくなって、あんなに苦しんでいた不動産業界担当の彼女が、いきなり成績がよくなっちゃって形勢は逆転。「あんな偉そうに言うのありえない!」と、そこからは彼女の大逆襲を受けることになりました(笑)

辞意から拓けた、新たな道

入社4年目の頃には、無事にIT業界の景気は戻りはじめました。でも僕のやる気はまったく戻らなかったですね。

——それはどうしてですか?

サイバーエージェント然り、〇〇然り、採用で関わらせてもらった企業が成功している中で、なんかサラリーマンで働いているのは損なんじゃないかって思えちゃったんですよ。だから辞めたくなっちゃったんです。

それを上司に伝えると、はじめにかえってきたのは「10年勤めるって言ったのに、辞めるなよ」という返答でした。上司だけでなく役員の方ににも説得されて、なんだかんだ会社に残っていましたが、やっぱり自分のモチベーションは回復しなくて。

それを見かねた役員の計らいで提案してもらったのが、別会社への出向でした。

「いま寺田がやっている人材紹介は、データベース上のマッチングだから、本当の意味での人材紹介じゃない。だからヘッドハンティングするエグゼクティブ専門の人材紹介をやってみろ。
会社の課題をめちゃくちゃ深掘りして、経営者同士のマッチングをする。それが人材紹介の醍醐味だ」と。

——それって、寺田さんが一番初めにやりたいと思っていた人材紹介の形ですね。

そうなんです。それで2006年に、エグゼクティブ専門のリクルート・エックスという会社に出向しました。

——出向して、気持ちに変化はありましたか?

ちょうどその頃、アクセンチュアやマッキンゼー出身の30歳前後の人が、「CXO」になるのが流行り始めた時期でした。
そこに目をつけて、優良企業出身の優秀な人材を求めている会社を開拓し、そういうキャリアを目指す人材を開拓することに励みだしたら、めちゃくちゃ仕事が楽しくなりましたね。
オムロン、ノーリツ、京セラ、日本電産と、有名大企業も数々担当させてもらいました。

一方で、僕の私生活は、人材開拓のための合コン三昧に(笑)500回以上は合コンのセッティングをしたと思います。

企業マニア・人材マニアになって生み出した、本当のマッチング

——500以上ってめちゃくちゃすごいですね!って、合コンの話は置いておいて…なぜそこまで楽しめたと思いますか?

前職の場合、マッチング数ばかりを追いかけて行く。それにちょっと嫌気がさしていたんですね。

企業側の担当者のことは知っていても、候補者のことはデータベース上でしか知らない人なんですよ。データーベース上で求人にマッチした人を書類選考して推薦するだけ。会ったこともないので、その人のことは全然知らないんです。

数字だけ見ると、月に15人前後はマッチングさせていたので通算1,000人ぐらいの転職をサポートしてるんですが、僕自身がマッチングさせた実感があまりないんですよ。

その一方で、エグゼクティブ専門領域では、企業のこともめちゃくちゃ知らなきゃいけないし、候補人材のこともめちゃくちゃ知らなきゃいけない。両方を熟知してはじめて成り立つ仕事でした。それが、僕自身の志向にハマったんですよ。

——就職活動の際に160社の企業を調べ上げた話にも通じますね。

そうですね。オタク気質で、とくにかく「知ること」が好きで仕方ないんです。

僕の就活当時、「企業ミシュラン」という本があって、博報堂はこういうタイプの人、電通マンはこんな人、伊藤忠と住友商事ならどっち?とか、給料、昇進、福利厚生、人間関係が書かれている本がありました。各企業で働く人の特徴の解説があって、それを就活の現場で「わ!書いてあった通りだ」とか確認していくのが面白くて(笑)

人のことも企業のことも知っていくのが純粋に楽しくて、それが誰かの手助けになるなんて最高じゃないですか。
あとは結局、親父の悩みを解決したいというのが原点でしたから。
両者のニーズに合致したマッチングだけをするこのスタイルの人材紹介が、僕の性に合っていたし、やりたいことだったんですね。

このエグゼクティブマッチングをしている時の出会いで、僕の人生も変わっていきます。

次回は、「出前館で経験したIPO」のお話をお届けします。

 

次回の記事はこちら↓↓↓

【前編:第4/6話】エリートサラリーマンから現場の泥臭さへ。華々しいイメージとは裏腹な地道な仕事での教訓

著者プロフィール画像
この記事の担当
川井 香織
株式会社ニュースター
キャリアアドバイザー/国家資格キャリアコンサルタント
国家資格キャリアコンサルタント/チャイルドカウンセラー/家族療法カウンセラー EC業界での経験を活かし、EC業界に特化したキャリコンを目指しています。また、不登校の子どもに寄り添う支援もしております。

転職サポートに登録


カテゴリから求人を探す
Search from category


EC&通販業界に精通したAgentが、
あなたに最適な求人を探します。

EC&通販業界のキャリアを活かせる案件のみご紹介。
業界内での市場価値も分かります。今すぐ転職、いつかは転職。

業界内での市場価値を知りたい方もまずは、無料でご相談ください。

転職アドバイスを受ける

今すぐ無料相談

EC&通販業界のキャリアを活かせる案件のみご紹介!お気軽にご相談下さい。

転職サポートに登録