株式会社日本ドライスキン研究所 山根加奈代 所長 インタビュー

2022.7.15  カテゴリ:d2c企業インタビュー

株式会社日本ドライスキン研究所 山根加奈代 所長

物心ついた頃から自身の肌トラブルに悩み、スキンケアや化粧品に興味を持ったことがきっかけで、化粧品会社の開発担当に就職。長年開発に携わる中で、医療向けに開発された「特殊浸透水」に出会う。この「特殊浸透水」を使って化粧品を作りたいと思い、2014年に株式会社日本ドライスキン研究所を創業。敏感肌の為に水からこだわり抜いたローション「ULU(ウルウ)」を中心に、完全無添加の化粧品、健康食品を販売している。

○目次

・少数精鋭でブランドを大事に育てる

・裁量権が非常に広い職場

・ブランドに共感していただけるお客様を大事に

・ブランドを大事に育てていきたい

少数精鋭でブランドを大事に育てる

-まずは、株式会社日本ドライスキン研究所はどのような会社ですか

敏感肌向けのオリジナル化粧品を販売しているD2Cの通販会社になります。特徴としては、お肌の悩みが非常に深い方に向けたスキンケア化粧品になります。

お肌のことで本気で悩む方を1人でも多く救いたいという思いで、「ULU」というブランドを立ち上げました。

会社の人数は少人数で、少数精鋭の体制です。

売り上げや利益追求以前に、「ブランドを大事に育てていきたい」、「リピーターのお客様を何より大切に育み守りたい」という価値観を大切にしている会社です。

-少数精鋭でということですが、長くお勤めされている社員の方が多いと伺いました

はい。会社設立後、初めて採用したスタッフも未だに健在に活躍しています。

-御社で活躍されている社員の方で共通していることはありますか

それぞれが、それぞれの専門分野において極めて優秀なところでしょうか。

少数精鋭ですから、各自専門の担当を担い、その担当部門の責任者として問題を解決していく能力に長けています。

例えば、業務上の課題に遭遇した場合、一般的な会社であれば、上司のアドバイスや指示に従い解決していくと思うのですが、弊社の場合は自ら調べ解決していきます。

指示を待つのではなく、自らで課題を見つけて、推進していくことが出来る人が多いです。

-責任感を持って自発的に動ける方が多いんですね

そうなんです。ですから、教えてもらわなければ行動できないという方には、あまり向いていないかもしれません。

-上述の内容以外で、山根所長が一緒に働きたい社員像はありますか

平凡な表現ですが、明朗快活な方がいいです(笑)社員が今、女性だけなので、ピリピリした縦割り組織とは程遠い、ゆったりとした穏やかな雰囲気感の社風です。ですから、そんな社風にも馴染むような、優しく、明るく、向上心のある方が理想です。

そのような方は、どこの会社も欲しいと思うんですけどね(笑)お人柄は重視しています。

-社員が女性の方のみとのことですが、女性に拘られているのですか

性別にこだわりはないです。男性の方でも、他のスタッフが全員女性という環境を受け入れてくださる方であれば、全く問題ございません。

-社員の方は何歳くらいの方が多いんですか

30代半ばの方が多いです。お子さんがいらっしゃる方もいます。現在はフルタイムで働いていますが、一時期は時短勤務もしていました。

-ありがとうございます。上述の人柄以外で、採用の時に重視されるポイントはありますか

ご自身でキャリアイメージを持っている方が望ましいです。

漠然と収入を得られればいい…と言うのではなく「どういう風になりたいか」というビジョンを持っていて、弊社で働くことがその方のキャリアビジョンに繋がるか、というポイントは重視しています。

裁量権が非常に広い職場

ー御社に入社後の具体的なキャリアアップ例はございますか

人数が少ないので役職というところには余り意味をなさないと思っています。

弊社は、裁量権が非常に広いので、その自由度を活かし、これまでご自身が果たせなかったことややりたかったこと、試したかったことにどんどん挑戦して、実績を積んでいくというようなキャリアアップの仕方が非常に現実的ではないかと思いますし、弊社なら可能です。

ー今はマーケティング部門のご担当者を募集されているということですが、簡単に仕事内容を教えていただいてもよろしいでしょうか

はい。大きく、新規獲得とCRMの販売促進に分かれます。

新規獲得は基本的には広告代理店さんと施策を相談しながら進めていきます。

CRMの販売促進は、年間プランの構想と構築から始まり、そのプランに基づき、必要ツールの制作の進行管理及び企画実施のための全ての工程のほとんどを社内で行っています。

 

ーCRMのツールなどは自社で制作されることもあるのですか

はい。冊子などライティング量が多いものなどは外注することもありますが、ほとんどは社内制作です。

具体的には、弊社デザイナーとやりとりしながら、場合によってはご自身でラフを書いたりして進行していくイメージです。

 

ーありがとうございます。山根所長の右腕になられる方も募集されていらっしゃいますね。経営に携わる方を募集されているということですか

はい。できれば、D2Cの経験がある方が望ましいです。

ブランドに共感していただけるお客様を大事に

ー現在とこれからの日本ドライスキン研究所の展望についてお話いただけますか

弊社は、売上至上主義の会社ではありません。

それよりも、ブランドに共感していただけるお客様を大切に増やしていくことを目指しています。

そして、それを目標として進めていく中で、売上は後からついてくるものだと考えています。

もちろん、会社を継続する上で利益は出さなければなりませんが、例えば「今年の目標は○○円」というような数字での売上目標を掲げるのではなく、お客様にどれだけ商品やブランドをご満足いただいたかという指針を主軸に考えて経営していきたいと思っています。

この経営方針に共感していただいて、弊社の商品ブランディングをやってみたいなという方に、ぜひご応募頂きたいと思っております。

ー社長の変わらない想い、みたいなのはありますか

私自身、お客様にご満足いただけることこそが何物にも代えがたい幸せなんです。

D2C・通販は、BtoB と違い、お客様のお声を直接頂戴することができます。嬉しいお声も厳しいお声も全て会社の気付きに繋がりますし、それが、私のやりがいになっています。本当に通販が大好きなんです。

ですから、エンドユーザーの皆様に心からご満足頂きたいという想いは創業から変わらず、ずっと持ち続けています。お客様のお声は、インタビューをさせて頂いたり、カスタマーサポートへのご相談やお問い合わせ等の機会に積極的にお伺いしています。

ーコールセンターもこちらにありますよね

はい。2名が専属でカスタマーサポートをしております。

2名共、会社設立後まもなく採用した初期メンバーです。

ー商品の受注も2名でやられているのですか

広告の出稿量によってはお電話注文が急増し、社内だけでは到底取りきれなくなるので、一部外部コールセンターにアウトソーシングしています。

ただし、リピーターのお客様のサポートに関しては外部に委ねることなく、社内のカスタマーサポートで全て対応しております。

当然、2名では足りないことも多々あるので、その際は社員全員が電話に出ます。

この、全員がカスタマサポートの補助をする体制をとることで、より、お客様のお声をキャッチアップすることに成功しています。

-オフライン広告はどのような媒体をやられているのですか

新聞、拡販誌、ラジオ、TV、カタログ同梱など様々な媒体を試しています。

-ありがとうございます。求職者の方にメッセージをお願いします

とにかく社員数が少ないというのが、メリットでもありデメリットでもある会社です(笑)

今はマーケティング専門の担当は誰もいない状況です。

暫定的に、私がマーケティング全般を取り仕切ってはいますが、私もそこまで精通しているわけではありませんから、本当に裁量権は無限にあると思いますし、やりたいことがどんどん出来る可能性のある会社だと思います。

「これやってみたい!」という提案があれば、しっかりとプランが練られているものであれ

ば、ぜひやってみよう!という風になります。

色々チャレンジしてみたい方には良い環境ではないかなと思います。

-ありがとうございます。今社員の方は何人いらっしゃるのですか

私を入れて5名です。

先ほどもお話しましたが、今はマーケティング業務全般を私がやっています。

広告戦略立案、効果測定、リピーターのお客様に向けたプロモーション企画や商品開発など、一緒にマーケティング業務を推進していただける方に入っていただきたいです。

-最後に山根所長がお考えになられるEC業界の今後の動向、展望をお聞かせいただけますか

ブランドを大事に育てていきたい

あまりD2C業界を気にして行動していません。

D2Cの化粧品業界で、「今こういう売り方が流行っている」という情報を耳にすることは多々ありますが、あまりそういった流行を取り入れて、売上重視の方向に走ることはないです。

-そうなんですね。軸をずらさずにということですね

テストを繰り返し数値上の成功を追求していくことで、売上は今よりも上がると思います。

ただ、そうすることでブランドの一貫性が無くなる可能性も潜んでいます。

私としては、お客様に信頼していただくこと、「ULUじゃなければ…」と言っていただけるお客様が1人増えることの方が、新規のお客様を100人増やすことよりも価値があると考えています。

これからもその1人のお客様を育むことに重きを置いて追求していきたいので、情報収集することはありますが、積極的に取り入れることはありません。

-そうなんですね。リピートされているお客様が多いと伺いました

そうですね。最初から定期コースに入られるお客様が多いということも理由としてあると思いますが、お肌悩みが解決した後もブランドコンセプトに共感して長く愛用してくださる方もとても多いんです。

CRMも極めて穏やかな戦略で展開しているので、CRMに精通していらっしゃる方にご入社いただいたら、やっていないことが有りすぎて、やりたいことが有りすぎて、とても面白いのかなとも思います。

-なるほど、本当に商品を気に入っていただくお客様を作ることに重きを置いているのですね

はい。お客様に心からご満足いただくことを何より大切に考えるという弊社の方針に共感してくださる方にご入社いただけると嬉しいですね。

-ありがとうございます。

商品が一気にヒットすると、売り上げに伴って業務も一気に膨張しますので、社員を急いで増やしたり、外部に委託したりしなければならなくなります。

それは大変喜ばしい反面、会社の主軸となる商品ブランドの価値観や世界観を共有する時間的余裕がなくなり、気が付けばお客様を置き去りにして、かつてとは似て非なりの存在になってしまうということもあると思います。

軸をぶらさずに、社員全員が共通の価値観を持って、しっかりひとつの塊となれることが大切です。

社員数も一気に増やしていこうとは考えておらず、固定のメンバーと共に少しずつ成長しながら拡大していきたいと考えています。

-ありがとうございます。本日は以上になります。

-お忙しい中、お時間をいただきまして、ありがとうございました。

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この記事の担当
伊藤 梢
株式会社ニュースター
SEOコンテンツマーケッター
87年生まれ。明治大学卒業後、D2Cを中心としたEC・通販会社のマーケティング支援会社に入社。 2016年フードデリバリー企業に転職し、マーケティング部リーダーを勤める。 結婚、出産を経て2022年4月より株式会社ニュースターSEOコンテンツマーケッター 。

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